ホノルル・東京・香港
劇場公開日:1963年6月30日
解説
「結婚式・結婚式」の松山善三がオリジナル・シナリオを執筆、「女に強くなる工夫の数々」の千葉泰樹監督がハワイ、香港にロケしたラブロマンス。撮影はコンビの西垣六郎。
1963年製作/102分/日本
原題または英題:Honolulu-Tokyo-Hong Kong
配給:東宝
劇場公開日:1963年6月30日
ストーリー
ハワイのホノルル飛行場に颯爽と降り立ったのは岡本真珠商会の長男雅一。迎えた留学中の弟次郎は俊一の初恋の人桜井美代子が戦争花嫁としてこの地にいることを告げた。浜辺は次郎が推薦したクラスメイトの呉愛玲がミス・ハワイに選ばれ、祝賀パーティの人達でごったがえしていた。ミス・ハワイの賞品は東京・香港旅行で、愛玲の養父母はこの機会にと、香港には彼女の妹と四つの時に決めた婚約者がいることを告げた。翌日、雄一を案内して次郎と愛玲の三人がキラウエア山を登っている時、愛玲から美代子は日本へ帰る旅費を稼ぐためにバーで働いているのだという事実を知らされた。雄一は次郎を使って美代子に日本行きの飛行機の切符を渡した。愛玲の東京見物をかってでた雄一は、羽田に着くや家族の迎えをそっちのけにして、何かとめんどうをみてやるのだった。雄一の心は次第に愛玲に傾いていったが、勝手気侭に出歩いて迷子になってしまった愛玲をブン撲ることによって愛を告白する始末だ。驚いた愛玲が国際電話で次郎にこれを告げたから、驚いた次郎はスッ飛んできた。だが、愛玲と雄一は香港へ立ったあとだった。その頃香港では、素晴しい婚約者の鄭浩を紹介して雄一の本心を確かめようとしたところ、妹の愛蘭から実は鄭浩と愛し合っているのだと告白された愛玲が、心から二人を祝福していた。ハワイへ帰る日も迫ってきたし、次郎も間もなく愛玲の弟になる。クラスメイトのテルコがきっと次郎を慰めていることだろう。