サラリーマン物語 大器晩成

劇場公開日:

解説

傑作倶楽部所載川野京輔原作を「サラリーマン物語 敵は幾万ありとても」の高橋二三が脚色、「ポンコツおやじ」の春原政久が監督したサラリーマン喜劇。撮影は「惚れたって駄目よ」の中尾利太郎。

1963年製作/74分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年2月20日

ストーリー

百地金太、平賀吾介、伊東明の三人はライター会社の新鋭社員、将来の社長を目指して励んでいるがときには失敗することもある。そんなとき彼等はサラリーマン読本を開いてみては、溜息を洩らすのである。外遊中の社長が帰国するという朝、留守番を申し渡された三人の前にピタゴラスなる外国人が現れ、ライターを一個一ドルで百万個契約したいという。三億円の取引とびっくり仰天、だが金太は「一ドルなんて、うちのは玩具じゃない」と断って吾介と明を狼狽させた。社長はアメリカから一人娘の不二子を連れ帰ったのだが、社に着くや「向う三カ月間に最も目ざましい働きのあった独身社員を婿にする」と言明した。土井課長に呼ばれた三人は「君達の大器晩成型を買っている」と励まされた。独身社員達はいまや懸命、社長令嬢を射落すためにガールフレンドもふり捨て、婚約を解消する者も出てくる始末。直接自分を売り込むにしかずと考えて不二子にデイトを申し込む金太、コマーシャルソングの傑作をものにしようとする明、ポスターの図案に苦心する吾介と懸命に努力する三人だが、要領が悪いのか散々な有様。なんとかして起死回生のヒットをと焦っているところに、またまた機会が訪れた。米国一流のライター会社社長バルブ氏が日本の会社と資本提携するために来日したのだ。バルブ氏との契約を是が非でも取れとの社長命令が伝達され、バルブ氏は女を世話しないと交渉に応じないというので接待費はどんどん流れ出す。遂に土井課長は責任を取らされて転勤させられると聞いて怒った三人、バルブこそは商業道徳を汚す奴とそろってホテルへ乗り込み心ゆくばかりに叩きのめした。これでさっぱりと辞表を出せる、と三人が土井の室で別れの盃を交しているところへ、バルブ氏が例のピタゴラスを伴なって現われた。二人は日本の会社の本当の姿を知るためにわざとああした策をめぐらしたのだといい、三人の大器晩成型の社員の手を握りしめた。三人は社長から激賞されたが、浮かぬ顔、というのも一人の娘を分配することは出来ぬとあって、孫娘が出来るまで待つことになったからである。

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