次郎長社長よさこい道中
劇場公開日:1961年9月23日
解説
“進藤英太郎の社長シリーズ”の第三作。大川久男と「次郎長社長と石松社員」の瀬川昌治が脚本を書き瀬川昌治が監督。撮影は「金も命もいらないぜ」の三村明。
1961年製作/89分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年9月23日
ストーリー
ディオールの高弟、ピエール三木帰国--この報に日本の各紡績メーカーは沸き立った。女性メーカーシミロン紡績の次郎長社長も、さっそ三木獲得に乗り出す。各メーカーがひしめいて争奪戦を演じる羽田空港から、次郎長社長の一の子分石松社員は料亭「よし本」に三木を連れ込むことに成功した。ところが、この三木デザイナーは無類の女好き、あちら仕込みのテクニックで次郎長社長のお抱え芸花千代にモーションをかける。一方、石松は毎夜のように三木の接待に追われ、恋人美里との仲も険悪になってくる始末。煮えきらない三木の態度に業をにやしたシミロンは、彼を四国の工場にカンヅメにし、デザインを完成せようとする。かくて石松君も久しぶりに三木から解放されて、美里と二人で故郷四国へ休暇旅行の計画をたてた。ところが、次郎長社長と花千代の関係を知らぬ会社幹部が、三木の随行員に花千代を選んだので、次郎長社長は大アワテ、石松に花千代のボディガードを命じた。これで石松の休暇もフイ。美里はカンカンだ。さて、一行を乗せた「つばめ号」には、競争会社ニシロンのスパイ並木京子ものり込んできた。それを看破した石松もハリキらざるを得ない。途中、京都であわや陥落寸前の花千代を三木から救う。高知に入ると、実家では石松と京子を恋人同士と早合点、大歓迎の宴を張る。その隙に三木はニシロン側の手で、土地のボス都鳥一家の土蔵に監禁されてしまった。京子はニシロンの卑怯な行為にフンガイ、石松にそのことを教え、ここに東京から次郎長社長以下、清水一家が駈けつけ、都鳥一家と対決する。かくして、シミロン側に救出された三木は、やっとデザインに本腰を入れて作品を完成した。大役を果した石松の前に突然、恋人美里が現われた。粋な次郎長社長の計らいである。よさこい踊りのにぎわいの中に、二人の楽しそうな顔が揺れている。
スタッフ・キャスト
-
清水長次郎進藤英太郎
-
森川石松中村嘉葎雄
-
ピエール・三木三木のり平
-
白木美里佐久間良子
-
並木京子北原しげみ
-
花千代筑波久子
-
花田南道郎
-
山本小金井秀春
-
大野十朱久雄
-
小松村岩城力也
-
宮本沢彰謙
-
人事部長杉義一
-
堀本藤島範文
-
田村須藤健
-
都鳥吉彦中村是好
-
銀次高田信二
-
清水春子清川玉枝
-
森川吉松東野英治郎
-
森川きみ江沢村貞子
-
森川光子愛川かおる
-
善助左卜全
-
ゆきえ伊藤慶子
-
友子太地喜和子
-
車掌岡野耕作
-
おかまのバーテン豊野弥八郎
-
修道僧アンドレ柳沢真一
-
修道僧デュヴィヴィエ大泉滉
-
修道僧ミシェル潮健児
-
修道僧モルガン大東良
-
小奈良ヤエ子若水ヤエ子
-
スチュワーデス矢島由紀子
-
芸者A加藤鞆子
-
芸者B山本桂子
-
アクロバットの女槙阿由里
-
アクロバットの女B五十嵐藤江