アワモリ君売出す
劇場公開日:1961年7月30日
解説
秋好馨の漫画「アワモリ君」から、新井一が脚本を書き、「青い夜霧の挑戦状」古沢憲吾が監督した喜劇。撮影は「金づくり無法時代」の逢沢譲。
1961年製作/72分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1961年7月30日
あらすじ
大学受験に失敗し、予備校に通っているアワモリ洋品店の息子アワモリ九と、商事会社の給仕カバ山大学は大の仲良しだ。ある日、二人は小犬を拾った。男やもめのアワモリの親爺は飼うのを禁じた。大学の父母は万才師万三、よろめきといい、小犬をスキ焼にしようといった。飼主のいない小犬を、通りすがりの加代子が持っていった。アワモリは彼女を元殿様高山家の令嬢だと思いこんだ。アワモリは彼女に一目ぼれした。大学は彼女の職場パチンコ屋を探しあてた。二人は店に通った。ある晩、加代子は帰り道暴漢に襲われた。二人は警官に化けて、暴漢を追っぱらった。加代子は二人の行動に感激した。が、いまさら高山邸の門衛の娘ともいえなかった。一方アワモリは見栄をはって、早慶大学のインド哲学専攻」といってしまった。ある日、アワモリは加代子とデイトした。遊園地で彼は高校時代の恩師ダルマ先生と会った。盆踊りが近づいた。大学は各商店でもらった手拭で浴衣を作った。弟のヒロシを背負って銀行の前を通った。そこへ銀行強盗が飛び出して来て大学にぶつかった。驚いた強盗は大学のオシメが入っている鞄と間違えて持ち逃げした。大学はよろめきと鞄をあけ、大金が入っているので驚いた。が、これは万三が競輪でもうけたものだと思い、万三の弁明を聞こうとしなかった。よろめきは女中を雇い、豪勢な暮しを始めた。その頃、ギャングたちは鞄の中の質札をたよりに、大学を探していた。盆踊りの日、舞台でアワモリ、加代子、大学がドドンパを歌った。ギャングは万三を襲い金を奪いかえした。アワモリと大学はオートバイで追跡した。あわてたギャングは映画会社のオープン・セットに逃げこんだ。が、勝手がわからず逮補された。翌日、アワモリたちに警視総監賞がおくられた。新聞にみんなの晴れ姿が報じられた。
スタッフ・キャスト
-

アワモリ九坂本九
-

アワモリ一有島一郎
-

カバ山大学ジェリー藤尾
-

カバ山万三丘寵児
-

カバ山よろめき都家かつ江
-

加代子森山加代子
-

一平吉頂寺晃
-

富子紅美恵子
-

美代ちゃん渡辺ともこ
-

ダルマ先生加東大介
-

ギャングの親方田武謙三
-

ギャングの乾分A石川進
-

ギャングの乾分B増田多夢
-

ギャングの乾分C佐野修
-

ギャングの乾分D上野保夫
-

撮影を見るお嬢さん清水由起
-

保安要員鹿島孝二
-

監督岡進
-

パチンコ屋の客宮田洋容
-

轟商事課長佐田豊
-

轟商事課員桜井巨郎
-

大家並木一路
-

アワモリ用品店女の客一上野洋子
-

アワモリ用品店女の客二江幡秀子
-

氷屋のおやじ石田茂樹
-

家政婦小野松枝
-

署長土屋詩朗
-

アベックの男井上大助
-

アベックの女丘照美
-

別のアベックの男堀谷昭
-

別のアベックの女谷和子
-

警官鈴木孝次
ニッポン無責任時代





