情婦(1972)

劇場公開日:

解説

運命に逆い必死にどろ沼のような生活から這い上ろうとする女と、自ら深みにのめり込んでいく男との愛憎を描く。脚本は「秘事」の久保田圭司、監督は「団地妻 忘れ得ぬ夜」の遠藤三郎。

1972年製作/68分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年8月26日

ストーリー

由美がホステスをしているキャバレーで、黒木興業の社長が何者かに襲われた。由美は客の一人がその男だと気付くが裏口からそっと逃がす。その夜、由美が犯人を逃がしたと知った黒木の配下が由美をリンチにかけるが、飛び込んで来た先刻の犯人、遠野潤に救出される。以来由美は潤に思いを寄せるようになった。潤には病院で入院しているマリという独り娘があったが養生のかいもなく死んでしまう。涙とともに絶叫する潤。そこには殺し屋と恐れられている彼の姿は無く、一人の優しい父親の姿が見られた。そんな彼に由美は初めて愛を告白する。一方、潤に襲われた黒木は半身不随になり、代って梨江が組織を取仕きることになる。そんなところへ黒木と兄弟分の武井実が訪れ、梨江と関係を結び、組織を支配するようになる。そして、黒木を潤に襲わせた城北会の滝も武井たちと組むことになった。一方、由美から子供ができたと知らされた潤は二人の幸福を取り戻そうと決心する。そして滝から持ちこまれた武井殺しを引き受け、武井のマンションへと向う。このことを知った由美は潤の後を追うが駈けつけた時にはすでに遅く、血まみれの潤と武井の死体が床の上に横たわっていた……。

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