女番長ゲリラ
劇場公開日:1972年8月12日
解説
女番長シリーズ第三作目。世の秩序からはみ出して爽決に生き抜く女番長グループの生態を描く。脚本は「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」の皆川隆之、監督は脚本も執筆している同作の鈴木則文、撮影は「日本暴力団 殺しの盃」の赤塚滋がそれぞれ担当。
1972年製作/84分/日本
配給:東映
劇場公開日:1972年8月12日
ストーリー
揃いのジャンプスーツに赤のヘルメット、帰山幸子をリーダーに、ユキ、みどり、浮子ら新宿赤ヘル団が京都へやって来た。早速地元の女番長リカたちと、一騒動起こるが、たちまちリカたちを支配下に置く。そして暴力団筒井組の幹部、中原修治の妹奈美や、尼寺のお桂という頼もしい仲間が増えた。幸子たちの派手な行動が筒井組にとって面白いわけがなく、折角恐喝で稼いだ百万円も筒井組に横取されてしまった。その頃幸子は将来チャンピオンを夢見る六回戦ボーイの宮崎一郎と知り合い急速にひかれていった。ところが筒井は一郎の所属する八田ジムの会長、八田正剛を抱きこみ八百長試合を仕組もうとしていたが、八田はガンとして聞き入れなかった。それではと、筒井は八田の娘千津子を誘拐。事の一部始終を知った幸子は奈美の応援を得て、千津子救出に成功する、が、逆に捉えられ、リンチを受ける。そして救出に来た一郎は無残にも筒井たちのドスを受けて死んでしまった。無事脱出した幸子と奈美は、一郎の仇をとるべく筒井を尾け廻し、筒井の車が名神ハイウェーを走るところを事故に偽装して海へと転落させた……。にがい思い出を捨て去るように一人旅に立つ奈美と別れた幸子ら赤ヘル団は、風の吹くまま気の向くままに単車を駆って京都を後にするのだった。