娘たちは風にむかって

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解説

四十一年に大阪・西淀川にある被服工場で実際に起こった労働争議を素材に今崎暁巳が脚本を執筆した。監督は「母のない子と子のない母と」など民芸映画社の作品を多数手がけた若杉光夫。撮影は井上莞がそれぞれ担当。

1972年製作/110分/日本
配給:ほるぷ

ストーリー

大東被服西淀川工場の従業員たちは突然、工業閉鎖、全員馘首をいい渡された。総員六十三名、大半が中学卒業後の女の子である。その大半は雀の涙ほどの退職金で辞めていったが、八人の彼女たちと一人のおばちゃんは“おとめ争議団”と世間から呼ばれる組合を結成し頑張った。ある日組合資金を稼ぐため、行商にでた京子は、建築技士洋一の運転するワゴンにはねられた。傷はたいしたことはなかったが彼女は洋一の介抱に甘えた。その京子の父が仕事中腕をつぶす事故がおこった。会社側は個人責任とし、クビという。京子は悩んだ“大助との結婚の夢”は破れるかもしれない。闘いつづける中で結婚し、赤ん坊を生み育てていく争議同士の結婚。京子のそれは、みんなの道標でもあった。地区労組員岡の指揮で、父の会社と交渉し、馘首撤回、治療費一切会社負担、賃金の確保を承認させた。その頃、工場機械搬出を理由に、会社側の暴力団が事務所を襲ったが、みんなのスクラムで追い帰した。やがて、地域の主婦や労働者たちとともに、“公害と大企業設置反対”のビラをまくみんなの姿があちこちで見られるようになった。数日後、大介と京子、デクヤンとモー子の結婚式が始まった。そして彼らが新婚旅行にいった日、スモッグでどんよりした空を見ながら岡はヒロ子にいった。「この空かて、俺たちの力で青い空に変えなならん、先はながいで--」

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映画レビュー

3.0全員解雇かよ!!

kossyさん
2021年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 前半は争議とは言え、若者たちの楽しい雰囲気しか伝わってこなかったが、会社が雇った暴力団がやってきてから俄然白熱する。活動が再燃し、各労働組合とともに公害反対運動などに没頭する。途中、書記長モー子(日色)が実家に帰ったりするが、そのおかげで他のメンバーが一致団結する。

 メインは合同結婚式。大介と京子、デクやんとモー子。クリちゃん(津田)は彼氏が東京に行くため、延期せざるを得ない。一番はつらつとしていた元委員長ヒロ子(小林)は井本(米倉斉加年)に振られてしまう・・・

 労働運動と恋愛を中心にした青春映画といった感じだが、根底にあるものは大企業の横暴さだ。もうちょっとこの理不尽な仕打ちを描いてくれたら、もっといい映画になると思うのだが。

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kossy
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