極悪坊主 飲む・打つ・買う

劇場公開日

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解説

舞台は、東京下町の両国界隈。軍や、時の上層部と結託して利権をほしいままにふるう新興ヤクザに対して、真海が町の人々を助け、悪に立ち向う。脚本は「女渡世人」の本田達男と「関東テキヤ一家 喧嘩火祭り」の志村正浩、監督は「女たらしの帝王」の斎藤武市。撮影は「博奕打ち 流れ者」の鈴木重平がそれぞれ担当。

1971年製作/89分/日本
配給:東映

ストーリー

明治九年、東京に戻った真海は、ある夜、女郎の千代鶴とその情夫のチンピラヤクザ秀次を、千代鶴に横恋慕する武総組代貸黒川から救い、秀次の実家の元越前丸岡藩主の屋敷にころがり込んだ。この屋敷は、当主の有馬義春をはじめ貧乏人達が住みつき“はきだめ屋敷”と呼ばれ、女胴師お銀もその中のひとりであった。その頃、両国界隈を縄張りとし、河川運送も兼業とする武総組組長田所と藩閥政府の陸運局長河島は、神速舎の輪島が所有する馬力運送の鑑札を手に入れ水陸の利権を一手に握ろうと計っていた。その上、大規模な荷受集積場の用地として“はきだめ屋敷”にも目をつけていた。輪島には勘当したヤクザな一人息子の竜太郎がいたが、父の危難を聞きそっと帰ってきた。神速舎の危機を救うため、真海と竜太郎は武総組に殴り込んで大暴れするが、これこそ河島と田所に買収されていた警察署長富田の待ちかまえていた機会であった。逮捕された真海と竜太郎の釈放と引きかえに、河島は輪島の鑑札を取り上げてしまった。そんな時、真海を生涯の敵として命を狙う了達が現われ、決闘を迫った。真海は、河島の屋敷に乗り込み、鑑札を取り戻すことに成功。怒った田所は、輪島を刺し“はきだめ屋敷”の取りこわしにかかり、住人達を追い出した。そして真海にはプロの殺し屋を送った。殺し屋を倒した真海は、輪島の通夜の席をはずし、ひとり武総組に殴り込んだ。田所の拳銃に傷を負いながらも、真海の白刃は田所の腹を深々とえぐった。よろめく足を踏みしめて了達との約束の河原に急ぐ真海。この姿を見た了達は、その場を静かに立ち去った。了達の名を呼び続ける真海の声が、河原にいつまでもこだましていた。

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