十代 恵子の場合

劇場公開日

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解説

大学入試を目前に控えた十七歳の女子高校生が、家庭内の不和、学校の成績至上主義からはみだし、転落していく姿を描く。脚本、監督は「地獄の天使 紅い爆音」の内藤誠、撮影は「蛇と女奴隷」の鈴木史郎がそれぞれ担当。

1979年製作/80分/日本
配給:東映

ストーリー

女子高生、恵子が入試前の大切な時に、コースを誤ってしまったのは彼女だけの責任ではないかもしれない。夫婦仲の悪い父母、成績ばかり云々する先生たち、息のつまりそうな高校生活。ある日、先生と対立してしまった恵子は不良グループに誘われるまま、スナック「ジャンゴ」で遊びだすようになった。やがて、三千円のパーティ券を押しつけられた恵子は、金が工面できず、自分の本を古本屋に持っていくが、二千五百円にしかならない。しかし、本屋の店員、次郎が不足分の五百円を貸してくれた。パーティの夜、恵子はトミーに犯されそうになったが、危ういところで鉄に助けられた。ヤクザだとも知らずに鉄に好意を持った恵子は、暫くして鉄に力ずくで犯されてしまう。暴力による初体験で恵子は大きく変っていった。恵子を抱きたいという兄貴分の石黒の申し出も、鉄はツッパッて断らない。恵子の転落に拍車がかかった。上納金のたまった鉄はそのことで石黒と口論になり、石黒を刺してしまう。新宿にいられなくなった鉄は恵子を連れて地方に逃げるのだった。ソープランドで働くようになった恵子は、禁断症状に苦しむ程のヤク中毒にもなっていた。鉄は恵子のヤクを求めて新宿に戻るが、石黒に見つかってしまい、全身を刺されて殺されてしまう。ヤクが切れて、夢遊病者のように歩く恵子を、本屋を辞めてトラックの運転手をしている次郎が見つけた。鉄が刺殺されたという新聞記事を見て失神してしまった恵子を次郎は病院に運んだ。それから三カ月後、次郎の愛の力で、恵子は次第に快癒に向かい、生来の明るさをも取り戻していった。

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