20歳の性白書 のけぞる
劇場公開日:1978年2月18日
解説
雑誌のペンパル・コーナーを利用して女性を強姦し、遂には殺人事件にまで発展した実話をもとに、現代を翻弄する性の実態を描く。脚本は「夜這い海女」の池田正一、監督は「エロス学園 感度ばつぐん」の蔵原惟二、撮影は「団地妻 犯された肌」の高村倉太郎がそれぞれ担当。
1978年製作/72分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年2月18日
ストーリー
東洋自動車工場で修理工として働く英司は、工事の先輩である田代にいいように利用されていた。英司は自分をからかい半分に挑発する田代の恋人・玲子に憧れを抱き、田代の策略とは知らずに玲子の下着を盗んでしまう。そのため英司には、田代が自動車部品を横流しするのを黙認しなければならないという事情があった。そんなある日、雑誌のペンパル・コーナーにふと目を止めた英司は、ボーイ・フレンド募集の記事を読み、期待しながら次々と返事を書くのだった。英司は手紙をくれた女性とデートを重ねるうちに、欲情が高まっていった。そして、英司はペンパルの女性たちと関係を重ねていく。その中の一人の美雪が英司の部屋を訪ねて来た。美雪が所持する大金に目のくらんだ英司は、彼女を抱き、金をせしめるのだった。数日後、会社の金を横領し、派手に遊んでいた美雪を追って、英司のアパートを刑事が訪ねて来る。何も信じる事ができなくたった英司は、その不安から、田代の妻となり幸福に暮らす玲子を強姦するのだった。東京駅南口。巧みなことばに心を酔わせ、今日も英司と共に夕闇の中に消えて行く一人の女性がいた。