犬神の悪霊

劇場公開日:

解説

四年振りにメガホンをとった伊藤俊也監督が、日本各地の犬神憑きをベースに、自ら脚本を書いたもので、東京の技師と山村の乙女の結婚から、つぎつぎと起る異常で怪奇な現象を描く。脚本・監督は「女囚さそり けもの部屋」の伊藤俊也、撮影は「トラック野郎 天下御免」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。

1977年製作/103分/日本
配給:東映

ストーリー

加納竜次は東京に本社がある東亜開発のウラン技師。仲間の安井と西岡と共に、ウラン鉱探査のため久賀村へやって来た。その時、西岡が車の運転をあやまって、小さなほこらをこわしてしまった。そして、途中で村の娘・麗子とかおりに出会い、加納は一年後、麗子と結婚。被露宴は東京で行われ、その会場で、西岡に異常が起きた。そして数日後、彼はビルの屋上から落ちて死亡。その西岡の葬儀の日、安井が多数の犬に恐われ死亡してしまう。この二つの事件から、麗子は三人が久賀村へ来た時の様子を竜次からくわしく聞いた。そして、それはまさしく犬神の悪霊であると感し、古くから家に伝わるお守りを竜次の首へかけ、昔から犬神統と呼ばれていた垂水家のかおりからの手紙に釘を打ち込んで、必死に祈った。そして、麗子自身に精神異常が起った。様子のおかしい麗子を竜次はいろんな医者にみせたが、一向によくならず、麗子の実家へ連れて帰り、憑きもの落しの祈祷師にたのむのであった。しかし、だんだん体力の衰えた麗子は竜次のうでの中で東京へ帰りたいと言葉を残し息をひきとった。自分の仲間と妻をうばった犬神の悪霊とは何んなのか。竜次はこの疑問をとくため調査を開始。またこのころ、ウラン鉱の作業所で奇怪な事件が起き、新しい鉱採法にきりかえた。その方法とは、硫酸を使用するもので、危険がともなうものであった。村の祭りの日、酒をのんだ村の若者たちがかおりを襲ったが、ちょうどそこを通りかかった竜次が彼女を救った。かおりの家からの帰路に、竜次は多量の池のさかなが死んでいるのを発見。そして、村人のなかにも井戸水を飲んで死亡するものがでた。竜次はすぐに鉱業所が原因だと気がつくが、村の者は、垂水家の者が井戸水に毒をまぜたと思い、垂水家を襲撃した。このことを磨子からきいた竜次はいそいで垂水家に向かうが時すでに遅く、君代、かおり、勇の三人は死亡。出かけていた隆作はこの事件でひどくショックをうけ、雷のなる夜に犬を連れて山の中に入り、犬を土の中にうめ、「犬神の呪いよ。村人にたたれ」と叫び犬の首を刀できるのであった。犬の首は宙を舞い、隆作の首へかみつき、隆作は死亡。それをみていた磨子。雷がなり、鉱業所は落盤をおこし、磨子の目は次第に異様な光を発っするようになった。竜次は垂水家惨殺を実行した村の若者の一人をつかまえ、剣持の家にやって来た。そこで彼はもっと恐しいことを知るのだった。誰もあけたことのない士蔵の中には、なんと狂人と化した長男の真一がいたのだ。そして、剛造と佐和はこの狂った真一に殺され、剛造は磨子のことを竜次にたのみ息を引きとった。しかし、その磨子の様子がおかしい。犬神が磨子に憑いたのだ。そしてまず磨子は村の若者を殺し、竜次をも狙うのであった。あの愛くるしい磨子の声はなく、奇怪な声を発する磨子。竜次と犬神憑きの磨子との死闘は続き、磨子の首を締める竜次。ぐったりとなった磨子の顔は次第にもとの磨子の顔にもどり、竜次は磨子を殺したと思い込み失意のあまり井戸の中へ飛びこむ。その時、水がほとばしり、磨子の顔へかかると磨子はいままでの可愛い磨子にもどるのであった。

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映画レビュー

3.5映画自体はなんじゃこりゃのレベルです でもなかなかに怖い 観て損はないと思います

2022年5月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1977年公開
伊藤俊也監督は女囚さそりシリーズで名前を挙げたものの、やり過ぎの演出で梶芽衣子と衝突して下ろされてしまいました
干されて4年後の本作でやっと映画が撮れたと言うわけです

時系列を確認するとこうなります

犬神家の一族、1976年10月公開
悪魔の手毬唄、1977年4月公開
本作「犬神の悪霊」、1977年6月公開

つまり横溝正史ブームに乗っかってのパチモン映画です

東映がキチンと版権を買って横溝正史原作の映画を公開するのは1979年1月の「悪魔が来りて笛を吹く」になるまでありません

それでも伊藤俊也監督はなかなか凝った演出で怖い映画を撮っています

推理物ではありません
あくまでもホラーです
それも横溝正史風の

ちゃんと横溝正史原作の映画であれば、きっかけなかなかの作品に仕上げてみせたであろう実力は十分に感じます

映画自体はなんじゃこりゃのレベルです
でもなかなかに怖い
観て損はないと思います

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あき240

4.0裸の楽園と犬の呪い

2021年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 日本初のオカルト映画だって!?いやはや展開が凄すぎて頭の整理ができないくらい面白かった。山奥の久賀村にウラン鉱脈を探査するためやってきた技師たちが祠を誤って壊してしまい、犬をひき殺してしまう。犬好きの方は要注意!

 いきなり渓流で美女二人のオールヌード。唐突すぎやしないか?などと思っていたが、加納技師とその裸女麗子(泉じゅん)と結婚。これには麗子の父がウラン鉱脈の山の所有者であり、一石二鳥でもあったのだ。もう一人の美女かおりも加納が好きだったのに・・・といった展開。

 閉鎖的な村と原爆の材料ともなるウランを巡る複雑な絡み。鉱山では採取するため溶媒として硫酸を流すというエピソードもあり、それを嫌われ者だった室田日出男演ずる垂水(かおりの父)と剣持家(麗子の実家)の対立を決定的なものにするのだ。

 犬の祟りの恐ろしさよりも、むしろいがみ合う村人たちの狂気のほうが怖い。5人組の暴走族(?)の存在といい、若い娘がレイプされそうになったりと、閉塞感に圧倒される。また、純愛といった一種の清涼剤であるにも関わらず、取り憑かれて凶暴化する女性たちや、不気味で笑えるお祓いが強烈な印象を与えてくれた。特に村人たちが麗子の体をおにぎりゴロゴロするシーン。

 もしかして助演女優は剣持磨子(長谷川真砂美、その後『狙われた学園』にも出演))だったのか!幼いながらも演技が上手くて、色んな表情を持つ魔性の少女。ただ、すね毛だらけの足がミスマッチすぎ。演出やり過ぎ!

 個人的には『犬神家の一族』よりもこっちが好き!伊藤俊也の反核のようなメッセージも見え隠れするし、村社会の陰湿な部分をあぶり出している。基本はドロドロなんですがね・・・

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kossy

1.0犬神あやかり

2020年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

犬を一匹、轢いてしまったため、たたりに合い、多くの人々が死んでいくお話。
この時代はこんな感じだったんだろうなぁ。

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いやよセブン

4.0赤飯プレイに画面に突っ込む

2015年3月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

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松井の天井直撃ホームラン
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