犯される

劇場公開日:

解説

平和な家庭に突如襲った殺人事件におびえる人妻を主人公にしたロマン・ポルノ。脚本は「私は18才 (秘)二号生活」の佐治乾、監督は「濡れた壷」の小沼勝、撮影は「私は18才 (秘)二号生活」の仁村秀信がそれぞれ担当。

1976年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1976年7月31日

ストーリー

白昼、光子は通りを歩いていると、ヤクザ風の男のねばりつくような視線に気づいて震えがあった。だが、その日の夜、夫の武夫が連れ帰って来たのは、昼間の男、浅間だった。そして武夫は飲めない酒を無理矢理あおり、酔いつぶれた後、浅間が光子に言い寄って来た。抵抗する光子に浅間は、武夫には借しがある、と言って欲望をとげるのだった。宝石店を経営する武夫は浅岡の密輸した宝石を売りさばいていたのだが、浅岡が捕まって3年間刑務所に入っていた時、武夫の事は暴露しなかったのだった。数日後、浅岡は運び屋の亜矢子とともに現われた。そして亜矢子の股間からコンドームに包んだ宝石を取り出し、そのまま光子の目前で亜矢子を凌辱しだした。あまりのことに動転した光子は、思わず灰皿で浅岡を殴りつけると、今までおびえていた亜矢子と武夫も襲いかかり、浅岡を殺してしまった。彼女らは死体を床下に埋めた。ところが数日後、香港で亜矢子の股間に宝石を埋めた男たちがやって来て、亜矢子を弄んだ末に殺した。やがて、武夫と光子のことも彼らの知るところとなり、二人に浅岡の死体を掘り出させた。しかし、宝石は出てこなかった。突然、武夫は光子が宝石を隠した、と言い出し、男たちを信用させるために光子を生き埋めにしようとした。その時、光子は武夫が最近、貸し金庫を利用しはじめたことに気がついた。宝石は武夫が一人じめにしようとしているのだ。夫に裏切られた光子は、逆に男たちと取り引きをして、武夫を車もろとも崖からつき落としてしまった……。

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