ピーターソンの鳥

劇場公開日

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解説

孤独な若者と少女の心のふれあい、彼らを取り巻く様様な若者たちを描いた東京キッド・ブラザースの主宰者・東由多加の第一回監督作品。撮影は井出情児。

1976年製作/96分/日本
配給:その他

ストーリー

東京・六本木のレコード・ショップで、数人の若者たちがレコードを抜き取って逃走した。その騒ぎの中で、タカマサは少女ジュンと知り合った。タカマサはペンキ屋で、ただひたすらピーターソンの鳥類図鑑にでてくる珍鳥を発見することにだけ熱中している。ある日、タカマサのもとにファッションモデルがバスルームに別れる男の絵を描いてくれるよう依頼して来た。愛憎の谷間を激しくゆれ動く女。またある日、タカマサは酒場で娼婦に会い、青春の過ぎ去った後に残る吹きさらされる人生を見た。タカマサはあの少女ジュンを思い出していた。ジュンは作詩家。ある夜、ドン・キホーテと名乗る男が、ジュンのベッドに忍び込んだ。ジュンはベッドの男の腕の中でつぶやく。「あなたは誰? タカマサ?」あの夜以来、二人の内には何かが始まっていたのだ。埋立地でモーターバイクに乗った少年たちが死を賭けたゲームを行っている。そして一人が死んだ。原因はタカマサとジュンが、その少年のマシーンを借りたためだった。少年は他人のマシーンに乗っていたのだ。冬が二人を襲ってくる。追憶の中でトラックを疾走するタカマサ。しかしそこには誰もいない、ゴールも見えない。森の中でライダーたちのロックコンサートが行なわれている。少年たちはタカマサとジュンに襲いかかった。改造銃を構えるタカマサ。突然、改造銃が暴発、タカマサが死んだ。立ち尽すジュン、しかし泣いてはいない。その時、一斉に野鳥が舞い上った。ジュンはつぶやいた。「タカマサ、あの鳥たちは、ピーターンンの何頁に?」

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