大江戸(秘)おんな医者あらし

劇場公開日:

解説

文化文政の頃を舞台に間引き・子おろしを専門に行う女医者を主人公にしたロマン・ポルノ。脚本は「カルーセル麻紀 夜は私を濡らす」の大工原正秦、監督は「女教師 少年狩り」の小沼勝、撮影は「トルコ(秘)最前線 密技96手」の森勝がそれぞれ担当。

1975年製作/73分/日本
配給:日活
劇場公開日:1975年10月18日

ストーリー

おせんは中条流婦人療治の看板を掲げてはいるが、闇の稼業として、堕胎を行なっている女医者である。彼女の下には代診の長吉がいるが、子おろしの手術法はまだ教えてはいない。というのは、彼はおせんにとってセックスのパートナーでもあり、全ての医術を覚え、独立され、彼女の元を離れてしまうのが恐いのである。ある日、おふじと名乗る娘が訪ねて来た。長吉が診察してみると妊娠している。長吉は薬を与えて帰したが、おふじの美しさと、お宝の素晴しさに興味を抱き、おふじの後を尾けた。おふじは、和泉屋の大旦那の妾なのだが、彼には子種が無く、案の定、おふじは手代の喜助と関係を持っていたのだった。しかし、子供ができたと知りオロオロする喜助に、おふじは失望する。一方、おせんの家に、田島という侍がどなり込み、女房のお菊が子おろしをしたが、熱は出るし、血は止まらない、と喚きたてた。おせんは仕方なく5両を渡して引き取ってもらう。味をしめた田島は、今度はお菊が死んだ、と言ってまた5両取り上げた。腹立ったおせんは気晴らしにと温泉に出かけた。そのおせんが留守の時、おふじが子おろしの手術をしてくれ、と訪ねて来た。機会到来と長吉は、おせんのやり方を思い出しながら手術をやった。数日後、手術が成功し、体も元通りに回復したおふじを長吉は執拗に口説いた。とうとう観念したおふじは、自ら着物を脱ぎ、長吉に抱かれた。ところが、翌日、思いつめたような顔をして、おふじが長吉を訪ねて来た。押しかけ女房なのだ……。

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