団地妻 肉体地獄
劇場公開日:1985年2月2日
解説
夫が出張がちで、寂しさから売春に走る団地妻の姿を描く。脚本は「女子大生温泉芸者」の池田正一、監督は「秘色リース妻」の白井伸明、撮影は「猟色サロメの唇」の鈴木耕一がそれぞれ担当。
1985年製作/62分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1985年2月2日
ストーリー
団地妻、倉持里美は夫が出張がちのために寂しい毎日を送っている。ある日、里美は派手な身なりの友人、清子に会い、夫の年収を自慢する彼女の豊かな暮らしぶりに圧倒される。里美は、隣りに住むギャンブル狂の夫を持つ美佐とため息をつくのだった。数日後、里美はかつての恋人草間と出会い、孤独な生活に耐えかねて、関係を結んでしまう。その日から、里美は草間の電話を待つようになるが、実は、彼は売春斡旋を商売にしていた。そして、里美は草間にだまされ、客をとることになる。やがて彼女は肉体を金に換えることに快感を覚えるようになり、サラ金の取りたてに悩む美佐も売春に誘った。ある日、里美は客を取る清子を目撃する。彼女も、実際には金に困っており、売春をして見栄を張っていたのだ。その清子は、事務所を通さずに客を取り、リンチを受け、無惨に犯されてしまう。また、美佐は夫が彼女の売春を黙認していることを知り、無理心中を図る。一方、里美は人間が変ったような輝きはじめる。久しぶりに草間と体を重ねた里美は、行為のあと「草間さん、お金まだもらってないわ」とサラリと言ってのけた。里実はこのとき、はじめて自由になれたのだ。夫の出張を見送ると、彼女の部屋の電話がまた鳴りはじめる……。