恥辱の部屋
劇場公開日:1982年11月19日
解説
夫がインポテンツになったために、男から男へと淫らに渡り歩く人妻の姿を描く。脚本は「セーラー服鑑別所」の西岡琢也、監督は「闇に抱かれて」の武田一成、撮影は「連続暴行 白昼の淫夢」の野田悌男がそれぞれ担当。
1982年製作/68分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1982年11月19日
ストーリー
若く美貌な人妻、千鶴子は、タクシーの運転手をする夫、一夫が、一年前の不慮の事故でインポテンツになってしまい、火照る躰をもてあましながら、満たされぬ日々を送っていた。一方、夫の一夫は、毎夜、妻の恥態をビデオにおさめて、セックスの渇きをいやしていた。一夫は、客が「女房が他の男に抱かれているのを見るのはスリルがある」と話すのを聞き、同僚の運転手、村田、沢井、そして転職した河野を家に招いて、妻の恥態を撮ったビデオを見せた。翌日、一夫の留守を狙って、村田は千鶴子を強引に犯した。家から出て来る村田の姿を、一夫は、すべてを承知の上で楽しんでいるかのように笑みを浮かべながら見ていた。千鶴子は、一年間のセックスなき生活の反動から、村田との関係に溺れていく。二人の関係は皆に知れ渡り、嫉妬した沢井は、村田にはかおりという婚約者がいることを千鶴子に告げる。そこで、千鶴子はかおりとの関係に亀裂を生じさせようと、村田のマンションに居すわった。かおりと村田は口論となり、千鶴子は満足したようにマンションを出ていく。今度は、千鶴子は沢井と関係するようになった。怒った村田は、一夫から千鶴子と沢井がラブホテルにいることを聞くとそこへ乗り込んだ。力づくで奪い合う二人を尻目に、千鶴子はホテルを出て行く。数日後、一夫は千鶴子に「もうこんなことは終りにしよう」と言う。そして、千鶴子の気持ちが常に自分にあることを確かめると、一夫は仕事に出て行った。町を流す一夫は、東京駅まで、中年の男の客を乗せた。その客は「最近の人妻は恐いよ」と浮気旅行に出かけることをほのめかして、喜んでいた。その頃、千鶴子が新幹線の車内で、その三十男を待っているとは、一夫は夢にも知るよしがなかった。