イワン

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解説

ウクライン・フィリム社が十月革命十五周年記念のために製作したア・ショオリン式装置による全発声映画で、ドニエプロストロイ建設にからまるソ連邦労働者・農民の協働の苦心を主題としたものである。原作・脚色・監督の任にあたったアレクサンドル・ドヴジェンコは「外交官の紙入」「ズヴェニゴラー」「兵器庫」「大地」等々によってソヴェート映画界に重きをなす名手である。

1932年製作/ソ連
原題:Ivan

ストーリー

欧露の大河ドニエプルに春は来て、張り結めた氷が溶け流れてゆく。その筏は、不意にその進路を遮ぎられる。ドニエプルの下流、水勢奔流する所、そこに有史以来未會有の大ダムが建設せられつつある。幾萬の人々がウクライナの広野をどよもして、そこに世界第一の大発電所「ドニエプロストロイ」を打築きつつあるのだ。ソヴエト連邦の遠近から、ウクライナの村落から、多くの人々がドニエプロストロイ建設のために、ここに集まって来ている。イワンはその中の一人で、農夫の伜である。頑健でしかし強情で、非常な勇気を持つが、しかし向う見ずな--つまり農民というものが幾千年来持ち続けて来た習慣と伝統とを、そっくり担っている若者である。ただ、イワンには大きな野心があった。多くの同輩を圧倒して、仕事の能率で第一等の名誉を担うことがイワンの理想であった。それは実現出来そうに思われた。巨大な機械やクレーンの響き。あらゆる建設の轟音はイワンの心を有頂天にさせる。大河を横断して次第に完成してゆくダム。イワンの競争相手は熟練を積んだ若い突撃隊員である。決勝の日の前夜、イワンは眠れない。イワンの家族も眠れない。明日の晴れの決勝を思うと、わが子の絶対優越を盲信しているイワンの父親もやはり昂奮で眠れない。しかし、翌日イワンの敗北が明らかとされた。イワンは無学であった。無学と無識とが、新しいソヴエトの生活に適応しないことが明らかとされたのである。敗北で打ちたたかれたイワンは、懊悩の末、終に学ぶことの必要である結論に達した。彼は突撃隊に入り、学び始めた。やがては、ほんとの第一級の労働者になるであろう。ドニエプロストロイの大ダムは殆ど完成した。連邦全体にラジオの電波は飛んで、その勝利を報じている。突如電波は途切れた。ダムの未完成の部分が、ドニエプルの急流によって、決潰せんとしている。ドニエプロストロイの労働者はその防衛に突進する。イワンは死を決して危険に身を投じ、ダムの危機を救った。一九三二年十月、ドニエプロストロイはその最初の電力を送った。ウクライナの大工業の礎石はここに築かれたのである。

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