巴里の女

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解説

アンドレ・ダヴァンの製作した映画で、「泣き笑い千法札」のシナリオを書いたイヴ・ミランドが脚本を執筆、併せて自ら監督した彼の第一回監督作品である。主役は「沐浴」のマルセル・シャンタルと舞台の腕利きジュール・ベリーとの二人で、「掻払いの一夜」「泣き笑い千法札」のリュシアン・バルウが重要な役を勤めて共演する外、「別れの曲」のマルセル・アンドレ、「椿姫(1934)」のアルマン・リュルヴィル、ニコール・ド・ルーヴ等が助演している。キャメラは「みどりの園」「はだかの女王」のミシェル・ケルベが主として担任し、音楽は「戦いの前夜」「第2情報部」と同じくジャン・ルノワールが書いた。なお、ミランドを助けてレオニード・モギーが技術補佐に当たっていることを附記する。

1935年製作/91分/フランス
原題:Baccara

ストーリー

大銀行家グールヂンは外国人ながらフランスの財界の権を握り官辺にもその勢力を張っていた。だが、やがて彼が失脚する日の来ることを慮り、又、彼の装飾品の一部たることを快しとしていない愛妾エルサ・バリエンジーは、己れも外国人であるので早くフランスの国籍を得、他日の国外追放に備えることにした。そして彼女は友達で有力な弁護士たるルベルに頼み、名ばかりのフランス人の夫を探した。白羽の矢を立てられたのは、無一文でバカラばかりして日を暮らしているアンドレ・ルクレルクである。結婚してくれたら大金を報酬として出すが、その後、離婚するというのが条件である。アンドレは最初この申し出に憤慨したが、友人シャルル及び自らの窮状を考えて、結婚を承諾する。ところが、結婚式場で、バリエンジーを一眼見るなりアンドレは彼女の美貌に恋してしまう。人生を冷笑していたアンドレに再び喜びが湧いて来たのだ。そして彼は報酬で受け取った大金を叩き返し、とうとう、女の家に押し掛けて行き恋を打ち明ける。バリエンジーも彼の心に動かされた。ところが、その翌朝、グールヂンの国家的詐欺が発覚し、彼が国外に逃亡した事件が勃発する。バリエンジーはグールヂンの共犯として法廷に引き出される。アンドレも証人として法廷に立つ。かねがねグールヂンやバリエンジーは人々の羨望と憎しみの的となっていた事もあり、アンドレの結婚も不純なものとして世間と法廷の形勢は頗る彼等に不利である。アンドレはルベルを強制して弁護に立たせる。ところが法廷で、アンドレこそはかつての大戦参加の勇士であり、戦後職を失って冷笑と自棄から現在の境遇に陥ちていることが明るみに出る。世間の同情が忽ちひっくり返って彼に集まる。それにルベルの弁論は法律の不備を衝き、バリエンジーの無罪を証明する。疑い晴れたアンドレはバリエンジーとシャルルを連れて、この俗人の住む都を離れて他処に行くことになる。

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