野性の叫び(1949)

劇場公開日:

解説

バーナード・オレーリーの原作から、チャールズ及びエルザ・ショーヴェルが脚色、チャールズが監督した濠洲映画で、撮影はバート・ニコラスとカール・カイザー、音楽はアンリ・クリップスが担当している。出演者達は同国の劇壇やラジオで活躍しているジョン・オマリー、テルマ・スコット、マイケル・ペイト、ケン・ウェイン、ウェンディ・ギブら。

1949年製作/107分/オーストラリア
原題または英題:Sons of Matthew
配給:NCC
劇場公開日:1951年6月19日

ストーリー

アイルランドからオーストラリアのニュー・サウス・ウェルズに入殖したオリオルダン一家は、やせた土地に夫婦(ジョン・オマリーとテルマ・スコット)以下五人の子供をかかえ、飢えのどん底にあえいでいた。新たに政府の施策でクインズランドに開拓地が指定され、伯父ジャック(ジャック・フェイガン)のすゝめで五人兄弟は揃って出かけることになった。同じ入殖者アンガス・マッカリスター(ロバート・ネルソン)の一人娘キャシー(ウェンディ・ギブ)ほ、男まさりのしっかり者で、父を助けつゝ仕事にはげんでいた。彼女はオリオルデン家の次男坊バーニーの婚約者であったが、彼は名題の女好きで、町へ出ては別の女セリナと交際するという有様だったから、弟達はみなキャシーが長兄のシェーンと結婚すればいいと願っていた。事実二人は次第に深いつき合いを重ねるようになったが、ある時土地を襲った洪水で、溺れかけたキャシーをシェーンは救い、二人は洞窟で接吻を交した。折からその場に来合せたバーニーはキャシーの心が兄にあることを知って怒りのあまりシェーンに打ちかかり、烈しい格闘の末、負けたとみせたバーニーは卑怯にも兄の足を傷けた。しかしそこへ母が駆け付け、兄弟が力を合せて仕事に励むよう諭したため、バーニーも心を改めてセリナと結婚、シェーンとキャシーは晴れて生活を共に出来るようになった。

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