明日では遅すぎる

劇場公開日:

解説

「格子なき牢獄」のレオニード・モギーがアルフレッド・マシャールとオリジナル・シナリオを書き、自ら監督した思春期映画で、ジュゼッペ・アマート製作による一九五〇年度作品。脚色には上述二人に、パオラ・オジェッテイ、オレステ・ビアンコリ、ジュゼッペ・ベルトの三人が協力している。撮影はマリオ・クラヴェーリとレナート・デル・フラーテの協同、音楽は「靴みがき」のアレッサンドロ・チコニーニの担当である。主演者は「靴みがき」「自転車泥棒」の監督者ヴィットリオ・デ・シーカ(彼は戦前二枚目俳優として活躍)以下アメリカ渡りのロイス・マックスウェル、本映画に処女出演してハリウッドに買われたアンナ・マリア・ピエランジェリ(アメリカの芸名はピア・アンジェリ)、ジノ・レウリイニの他、フランスから「情婦マノン」のガブリエル・ドルジアが参加している。思春期の少年少女達に対する正しい性教育が如何に必須なものであるか、臆病な秘密主義が如何に彼らを毒するか--を描こうとしたメロドラマ。

1950年製作/イタリア
原題または英題:Domani e Troppo Tardi
配給:イタリフィルム=松竹
劇場公開日:1952年1月11日

ストーリー

ミレッラ(ピア・アンジェリ)とフランコ(ジーノ・レウリー二)は幼なじみの学校友達、15歳の今日まで、お互いにそれほど意識することなく過して来た。ところが2人もそろそろ性に目覚めるころ。フランコはカストリ雑誌、ミレッラはお化粧の本などに関心をもちはじめる。そんな2人が学期末の校内芝居に出演することになってから急にお互いを意識するようになった。この芝居を男女共演にしたのは若者に理解あるランディ先生たちだった。芝居は無事すみ、やがて夏期林間学校。楽しい毎目が過ぎたある日、ミレッラとフランコは嵐に他の仲間とはぐれ2人だけになってしまう。やがて救われた2人は、先生たちに疑いをかけられ、ついにミレッラは湖に身を投げるが、ランディ先生に救われる。

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