バンディドス

劇場公開日:

解説

ルイス・ラソーとファン・コブスの原作を、ロマノ・ミグリオリーニ、ファン・コブス、ガンムバティスタ・ムセットーの三人が脚色、マックス・デルマンが監督したイタリア製西部劇。撮影はエミリオ・フォリスコツト、音楽はエジスト・マッキが担当している。出演は、エンリコ・マリア・サレルノ、テリー・ジェンキンズ、ベナンティノ・ベナンティーニ、マリア・マルティンなど。製作はソーリー・V・ビアンコ。カラー、テクニスコープ。

1966年製作/イタリア
原題:Bandidos
配給:平和映画
劇場公開日:1968年9月28日

ストーリー

新天地を求め西部へ向う人々を乗せ、テキサスの広野を走る列車の中で、一人の若者が無賃乗車を発見され、鞍を没収され、列車から放り出された。その鞍をかついだ車掌が、通路に立っている男に切符拝見におよぶと、男はいきなり鞍に差してあった短剣で突き刺した。これが合図だったかのように、ビリー・ケーン(V・ベナンティニ)を頭目とする、山賊の一団が列車を襲撃してきた。乗客は次々と射殺され、金品は奪われたが、一車両に乗っていたマーチン(E・M・サレルノ)という男だけは、正確な射撃で山賊を倒していた。ケーンは、その男が自分に射撃を教えたマーチンであることを知り、出てくるようさけんだ。そして出てきたマーチンの両手の甲に拳銃をうちこみ、銃をもてるなら、いつでも相手になると言い残して去った。銃が持てなくなったマーチンは、若者を仕込み拳銃ショーをして西部をまわったが、どこでも腕自慢の男たちに挑戦され、弟子たちは死んでいった。そんなある時、マーチンは、ふとしたきっかけでリッキー(T・ジェンキンズ)なる若者と出会った。リッキーは、収入の五割でマーチンの弟子になることを承知した。実はリッキーは、列車から放り出された若者で、彼の短剣で車掌が殺されたので、お尋ね者になり、無実であることを証明するために、山賊たちを探していたのだった。あちこちを興行し、とある町で、二人はビリー一味をみつけた。マーチンは、不自由な自分にあうように工夫した銃をもってビリーの宿に向ったが、手違いから殺されてしまった。マーチンは自分が射撃を教えたのでビリーが人を殺すようになったと思い、ビリーを殺そうとしたのだった。リッキーとビリーが対決する時が来た。互いに秘術を尽して戦った末リッキーは遂にビリーを倒した。が、同時に、彼の無実を証明する証人たちも一人残らず死んだ。そんな彼に、酒場の女ベティは、リッキーの本名を訪ね、その男は、汽車で死んだことにしようと言った。砂嵐の中を、リッキーは、いずこともなく消えていった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5「怒りの荒野」が好きなら是非

2016年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

マカロニウエスタンです。師弟物です。「怒りの荒野」とは別のアプローチで観せてくれます。マカロニウエスタンは無名な作品が多いけど、自分が忘れた「何か」を思い出させてくれる瞬間があったりします。
時間があったら是非鑑賞をお勧めします。

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