夜は盗みのために

劇場公開日:

解説

「モデル連続殺人!」のマルチェロ・フォンダートの脚本を、ジョルジョ・カピターニが監督したコメディ・アクション。撮影は「禁じられた恋の島」のロベルト・ジェラルディ、音楽は「38口径」のピエロ・ウミリアーニが担当している。出演は、「ホテル」のカトリーヌ・スパーク、「野性の眼」のフィリップ・ルロワ、「黄金の七人」のガストーネ・モスキン、他にアントニオ・カサグランデ、ペペ・カルボ、ファン・ホセ・メネンデスなど。製作はシルヴィオ・クレメンテッリ。テクニカラー、テクニスコープ。

1968年製作/イタリア
原題または英題:La Notte a Fatta per...Rubare
配給:松竹映配
劇場公開日:1968年6月9日

ストーリー

爆弾をもってしても破ることの出来ないという金庫が作られた。モンテカルロの大宝石店主シュバリエは早速この金庫を購入、宝石をしまった。ところが、そのシュバリエは間もなく海で事故死した。遺言状が読まれたが、妻のバレンチーヌ(C・スパーク)には借金を返済するように、甥のジョルジュ(P・ルロワ)には全くなしとあった。頭にきた二人は、宝石を盗むべく、鍵をもって出かけたか、その頃店には、ナポリを頭とする国際的金庫破りの一味と、金庫が安全では商売にならないと考えた保険会社が雇った金庫破りの、二組がしのび込んでおり、バレンチーヌとジョルジュが到着した時は、すでに金庫はもぬけのから。この宝石盗難事件はすぐに報道され、製造元のマーケン商会では大あわて、汚名を回復すべくマーケンが現地にとんだ。また、この事件を担当したのが、モンテカルロ随一おっちょこちょいのシモン警部とあって、事件はますます混乱した。一方、ナポリ一味が真犯人であることを知った保険会社と、マーケン商会一味は彼らをおいかけ、ナポリたちをとらえた。こうして宝石は無事に、金庫にかえった。だが、ジョルジュとバレンチーヌはまた金庫を被る計画をたて、決行した。が、今度は保険会社の一味に、横どりされてしまい、ジョルジュはシモン警部に逮捕されてしまった。だが、ジョルジュは警官に化けたルーケン一味の助けで脱獄した。一方、ふとした偶然からバレンチーヌは宝石を入手、ジョルジュと二人で、リオに発つべく空港へ向った。途中、車をとめ、ジョルジュはバレンチーヌにはじめて愛を告白した。だが二人が口づけを交しているすきに宝石と金の入ったバックは、車にかくれていたシモンに持って逃げられてしまった。気づいた二人はシモン警部を追ったが、警部はすでに機上の人となっていた。機転一番、ジョルジュは管制塔に連絡し、警部の持っているバッグには時限爆弾が入っていると、飛行機を緊急着陸させた。こうしてバッグを手に入れたジョルジュとバレンチーヌは、一目散に走りだした。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く