嵐を呼ぶプロ・ファイター
劇場公開日:1967年9月16日
解説
グレン・ビンセント・ディビスの脚本を、日本初登場のホセ・アントニオが監督したイタリア西部劇。撮影はヴィタリアーノ・ナタルッチ、音楽はフェリーチェ・ディ・ステファーノが担当した。出演は「荒野のプロ・ファイター」のアンソニー・ステファン、「続さすらいの一匹狼」のイヴリン・スチュワート、ジョゼフ・カルボ、スタンリー・ケント、ジェニファー・クロウェほか。テクニカラー、テクニスコープ。
1967年製作/イタリア・スペイン合作
原題または英題:Why Go on Killing
配給:東京第一フィルム
劇場公開日:1967年9月16日
ストーリー
メキシコの国境にほど近いテキサスのこの地方は、メキシコの牧場主ロペス(J・カルボ)が権力をふるい、白人たちを圧迫していた。ある日、ロペスやその息子マヌエルが、今は騎兵隊に入っているスチーブン(A・ステファン)の父親の牧場を襲撃した。数日後、スチーブンが町へ帰って来た。父の復讐を果すためだった。スチーブンには幼なじみのピラー(J・クロウェ)という娘がいたが、彼女はスチーブンにとっては今やかたきのロペスの娘であったから、思いはつのっても抱くことは出来なかった。スチーブンの妹ジュディ(E・スチュワート)も兄の帰宅を喜んだものの、ロペスの策謀を恐れていた。やがてスチーブンとマヌエルが対決することになった。勿論腕の立つスチーブンがマヌエルの体をのけぞらせていた。マヌエルの死はロペスを激怒させた。ロペス自身脚が不自由で車椅子に坐りっぱなしであったから、殺し屋を雇ってスチーブンを殺そうとした。そんな時、騎兵隊が、スチーブンを、隊を脱走したかどで捕えに来た。スチーブンが外出中とわかると、隊員一人を残して立去った。その直後、凶悪な殺し屋グリンゴ(S・ケント)が現われ、騎兵隊員を殺すと、ジュディを人質にしてロペスの牧場へ帰って行った。やがてスチーブンとグリンゴ一味の戦闘が鉱山の岩場に展開した。グリンゴはスチーブンを射ち果たせず、やむなくロペスの牧場へ帰った。これを怒ったロペスはグリンゴをお払い箱にすると言った。グリンゴはロペスに一発、そして娘のピラーにも一発射ち込み、ジュディを人質にして逃げた。スチーブンがグリンゴ一味とジュディの姿をとらえたのは、広大な砂漠のまっ只中であった。スチーブンは早射ちにものを言わせグリンゴを地にはわせた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ホセ・アントニオ
- 脚本
- グレン・ビンセント・デイビス
- 撮影
- ヴィタリアーノ・ナタルッチ
- 音楽
- フェリチェ・ディ・ステファーノ