恋人たちの世界

劇場公開日

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解説

チェザーレ・ザヴァッティーニの脚本を「あゝ結婚」のヴィットリオ・デ・シーカが監督した。撮影はジャン・ボフティ、音楽はミシェル・コロンビエが担当。出演は新鋭クリスティーヌ・ドラローシュ、「シェルブールの雨傘」のニーノ・カステルヌオーボほか。総指揮はハリー・サルツマン、製作はラモン・フロマン。

1966年製作/フランス・イタリア合作
原題:A Yong World
配給:ユナイト

ストーリー

医者を志すアンヌ(C・ドラローシュ)は、夢と希望にあふれて、パリの医科大学に入学した。彼女は田舎にいる両親の期待にこたえようと、毎日、一所懸命であった。そんなある日、大学のインターン主催のパーティが開かれ、彼女も友だちと一緒に出席した。アンヌはいつしか友だちとはぐれ、見知らぬ青年と踊っていた。目の美しいその青年はカルロ(N・カステルヌオーボ)といった。彼はイタリアの何不自由ない退屈な毎日に反撥し、新天地を求めてパリへ来たのだった。ふたりはパーティの熱っぽい雰囲気の中で、いつまでも踊り続けた。せきをきったように燃えあがったふたりの愛も、朝になってみると淡い一夜の思い出にすぎなかった。やがてアンヌは妊娠していることを知った。しかし彼女はあの夜の青年カルロの居所さえ分らなかった。一方カルロもアンヌとの熱い思い出が忘れられぬままに、大学で彼女の面影を追った。そしてふたりは再会した。その時、アンヌは妊娠を告白出来なかった。ふたりの愛は深まっていった。ある日アンヌの告白を聞いたカルロは困惑した。ふたりは今の不安な状態を考えると、堕胎以外に方法がないと思いながらも、それをためらった。別れては会い、会っては別れた。ついにふたりは赤ん坊を処分することに決め病院へ行った。アンヌは医者の前に坐ったもののどうしても手術出来なかった。ふたりは映画を見た。映画が終った時アンヌは、安心しきっているカルロに、手術出来なかったと告げた。閑散とした館内にふたりは、凍てついたようにじっと坐っていた。

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