マルコ・ポーロ 大冒険

劇場公開日:

解説

マルコ・ポーロの「東方見聞録」を元に、製作のラウール・J・レヴィ、「いまだ見ぬ人」の監督ドニス・ド・ラ・パテリエール、「秘密大戦争」のジャック・レミー、「リオの男」のジャン・ポール・ラプノーが協力で脚本を執筆。ドニス・ド・ラ・パテリエールが監督したアクション・スペクタクル。撮影は、「スエーデンの城」のアルマン・ティラール。音楽は、「アイドルを探せ」のジョルジュ・ガルヴァランツ。主な出演者は、「五時十二分」のホルスト・ブッフホルツ、「その男ゾルバ」のアンソニー・クイン、「バンコ・バンコ作戦」のロベール・オッセン、「予期せぬ出来事」のエルザ・マルティネッリ、「トプカピ」のエイキム・タミロフ、「ドクトル・ジバゴ」のオマー・シャリフ、「長く熱い夜」のオーソン・ウェルズ、「皇帝のビーナス」のマッシモ・ジロッティ、「明日に生きる」のフォルコ・ルリなど。製作担当は「素直な悪女」「可愛い悪魔」などのラウール・J・レヴィ。

1965年製作/イタリア・フランス合作
原題または英題:Marco Polo
配給:MGM
劇場公開日:1966年10月

ストーリー

ベニスの商人は地中海沿岸ばかりか、中近東地方にまで雄飛していた。なかでも、ニコロとマッテオのポーロ兄弟は有名だった。ニコロの息子マルコ(H・ブッフホルツ)は、賢人アッケルマン(O・ウェルズ)について修業中だった。やがて、極東を支配する皇帝クビライ(A・クイン)からローマ法王にあてたメッセージを持ってニコロが帰って来た。法王の返書を届けるものとして、マルコが選ばれた。シリアの砂漠を抜け、ペルシャ湾を渡り、イランの高原についた時は、数々の危険にさらされ、同行者は脱落、マルコ一人となっていた。砂漠では族長(O・シャリフ)に助けられ、ロシア南部では、土地の少女(E・マルチネリ)に導かれた。蒙古の高原にさしかかると、皇帝クビライの息子ナヤム大公(R・オッセン)が待ち構えていた好戦的なナヤムは、ヨーロッパ征服を夢みていたので、法王の親善使節を父に会わせることを嫌い、これを殺さんとしていたのだ。この難関も仏教の僧侶に救われた。その頃、皇帝クビライが、自ら花嫁を一人選ぶ式典が行われることになり、中国の全域から、美しい若い姫君たちが都へ上る旅を続けていた。十六歳のゴガティーン姫(リン・スー・ムーン)もその一人で、彼女は船で内陸を旅していたが、マルコを同乗させたことから、いつしか彼を愛するようになっていた。彼女のお蔭で、ナヤムの執ような陰謀にもかかわらず、ついにクビライに拝謁し、法王のメッセージを手渡すことができた。マルコ・ポーロは、やがて二十五年振りに故郷ベニスの土地をふむのだが、クビライから深い信頼を受け船で帰途につくまで、十七年間も中国に留った。その間皇帝とナヤムとの恐るべき戦争を目撃したり、広く各地を旅して見聞を広めるのだった。

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