愛する(1964)

劇場公開日:

解説

作家で映画評論家のヨルン・ドンナーが脚本・監督を担当した恋愛心理映画。撮影は「沈黙」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽はボー・ニルソンが担当した。出演は「鏡の中にある如く」のハリエット・アンデルソン、「二十歳の恋」のズビグニエフ・チブルスキーほか。

1964年製作/90分/スウェーデン
原題:To Love
配給:東和
劇場公開日:1965年4月28日

ストーリー

真新らしい十字架の前に花をそえながら、ルイズ(ハリエット・アンデルソン)は交通事故で死んだ夫、グスタフとの生活を考えた。結婚して十年、九歳になる息子があり、世間からは円満な良い家庭と認められていた。しかし、ルイズには、自分たちの十年間が、妥協と忍従とあきらめの生活でしかなかったように思えてくるのだった。そんなある日、彼女は旅行案内所に勤めるフレデリック(ズビグニエフ・チブルスキー)と知りあった。彼は一度結婚したが三週間で別れてしまい、その後は気の向くままにくらしてきたという男だった。ルイズにとってフレデリックの出現は、それまで想像もつかなかったくらい、自由で新鮮なものだった。二人の関係は続いた。そしてルイズは、明るく元気になり、今こそ自分は本当に生きているのだと思うようになった。一方、フレデリックにとっては、自由がすべてのはずだったが、いつのまにかルイズに魅了され、求婚した。しかしルイズは自分がかつて持った、あの無意味で惰性的な生活を思い出し、何にも縛られない自由な愛の生活を望んだ。そして、フレデリックのおかげで生まれ変り、本当の愛を知った自分なのだからというのだった。

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