巴里の気まぐれ娘

劇場公開日:

解説

「情炎」のマルク・アレグレが一九五三年に監督した恋愛コメディである。ルイズ・ド・ヴィルモランの原作より「幸福の設計」のフランソワーズ・ジルーが脚色した。撮影は「禁断の木の実」のアンリ・アルカン、音楽は「マリア・シャプドレエヌ」のギイ・ベルナールの担当。「奇蹟は一度しか起らない」のジャン・マレー、「アンリエットの巴里祭」のダニー・ロバンが共演し、以下「上級生の寝室」のジャンヌ・モロー、「肉体の悪魔(1947)」のドニーズ・グレー「密告」のベルナール・ランクレ、「青い麦」のニコール・ベルジェらが助演。

1953年製作/フランス
原題:Julietta
配給:映配=ハンセン・ベルンシュタイン
劇場公開日:1954年8月20日

ストーリー

母のヴァランドオル夫人や妹マルティヌと一緒にアルカションへ避暑に来たジュリエッタ(ダニー・ロバン)は五十をすぎたアルペン公爵に求婚され、つい承諾してしまった。公爵の女友達ロジイ・ファシベエ(ジャンヌ・モロー)はこのことでいささかしょげたが、彼女にはもう一人結婚をしてもいいくらいの恋人がいた。休みも終り、パリへ帰る車中で、ジュリエッタは妹マルティヌに婚約を後悔していると打明けた。前の席に坐っていた若い弁護士アンドレ(ジャン・マレー)は、座席にシガレット・ケイスを置忘れたまま、とある田舎駅で降りていった。ジュリエッタがケイスを渡そうと後を追ううちに、汽車は出てしまった。恐縮したアンドレは彼女の泊るホテルを探したけれどあいにく何処も満員、やむを得ず自分の別荘に泊めることにした。翌朝アンドレに別れて駅まで来たジュリエッタはパリの母へ長距離電話をかけたが話がうまく通じない、ただむこうで大騒ぎしていることがわかり、帰るのがこわくなってもう一晩アンドレのところに泊めて貰おうと決めた。ところが、その夕方アンドレが恋人--というのはほかでもないロジイ・ファシベエを連れて帰って来たのだ。ジュリエッタのことをロジイに話してなかったアンドレはジュリエッタがまだ別荘にいるのを知って大慌て、何とか無事にすまそうとジュリエッタを屋根裏部屋に押しこんだが、事情を知らぬ彼女は扱い方がひどいと大憤慨、一方ロジイは邸の感じが悪いと御気嫌ななめ、アンドレは事なかれと二人の間を奔走して気嫌をとるが、ロジイはすっかりアンドレに失望して邸を出て行った。後にのこったジュリュッタとアンドレは、ようやくともに愛し合うようになっていたことに気付いた次第である。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0なんでそこがくっつくの?

2024年1月24日
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