戦場のアリア
劇場公開日 2006年4月29日
解説
1914年、第1次大戦下。フランス・スコットランド連合軍とドイツ軍が連日砲弾を鳴り響かせているフランス北部の村に雪のクリスマス・イブが訪れる。ドイツ軍には10万本のクリスマス・ツリーが届けられ、スコットランド軍の塹壕からはバグパイプの音色が聞こえてくる。そして、美しい歌声の響きと共に奇跡は起こった……。
2005年製作/117分/フランス・イギリス・ドイツ・ベルギー ・ルーマニア合作
原題:Joyeux Noel
配給:角川ヘラルド
スタッフ・キャスト
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2016年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
戦争をテーマにした映画はどれも本当に心に響くものが多いですね。戦争とは何か?トップの決定で国全体がおかしくなることもあるし、お国のために命を落とす兵士の無念さは見ていて辛い。まだまだたくさんやりたいことがあっただろうになと思うと、戦争とは何なのかを本当に考えさせられます。
2010年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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第1次大戦時のクリスマス、前線の兵士たちが休戦し、敵味方を超えて友情を育んでいたという実話の映画化。
戦争映画で敵味方が通じ合うという物語はよくあるけど、これは実話だということに加えて、彼らはヒーローでもなんでもない、一兵士たち。その集団が片言の外国語で挨拶を交わし、酒を酌み交わし、歌を歌う姿は素朴であるがゆえに、戦争の愚かしさを訴えるには十分といったところ。
そんな彼らは当然、クリスマスの休戦が終わっても再び銃を向け合うことはできず、軍の上層部からは厳しい処分を受けるわけだけど、そこには悲壮感というよりも、“人間”であることに誇りをもつ前線の兵士たちの潔さと、戦争という行為の虚しさが同居した不思議な味わいが…。
重要な役割を果たすオペラ歌手の歌声が、明らかに吹き替えなのがバレバレで、若干興醒めしてしまうのが残念ですが……。それにしてもダイアン・クルーガーってドイツ人だったんだよなと改めて思い出した作品でした。フランス映画界から出てきた人だから、ついそう思いがちですが。
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