おかしなおかしな高校教師

劇場公開日:

解説

さえない高校教師とスキャンダル女優がまきおこすドタバタ騒ぎを描くフランス喜劇。製作はクリスチャン・フェシュネール、監督・脚本は「クレイジー・ボーイ」シリーズのクロード・ジディ、撮影はアンリ・ドカエ、音楽はウラジミール・コスマが各々担当。出演はピエール・リシャール、ジェーン・バーキン、ダニエル・ミナッツォリ、クロード・ピエプリュ、アンリ・ギイベ、ジャン・マルタンなど。

1974年製作/フランス
原題:La Moutarde me monte au nez!
配給:東宝東和
劇場公開日:1975年8月16日

ストーリー

美人人気スター、ジャッキー(J・バーキン)は新聞記者のパトリック(H・ギイベ)たちに追いかけられていた。なにしろ、彼女の恋人は、有名なアメリカの政治家ハリー・ウエルシンジャーなのだから無理はない。--ピエール(P・リシャール)の父デュロワ(C・ピエプリュ)は外科医で市長だ。ポルノ追放を叫ぶこの道徳家市長の演説の原稿はすべて息子のピエールが作っている。さて、ピエールは三十歳で独身、厳格な教育をモットーとする女学校の数学教師である。おっちょこちょいでお人好し、フィアンセの体操教師ダニエル(D・ミナッツォリ)とキスも出来ない真面目人間だ。そのピエールは、父親の演説原稿、友人の記者パトリックが持込んだジャッキーのヌード写真につける解説原稿、うるさい校長(J・マルタン)からいいつけられた解答用紙の採点と、眼のまわる忙がしさ。そうこうしているうちに、ピエールはうっかりして校長から頼まれた大事な書類をパトリックに渡してしまったのだ。慌ててパトリックを追うが、彼はジャッキーの撮影現場に出かけたあと。ピエールも跡を追うが撮影のまっただ中にとび込み、撮影隊に追われた彼はワゴンの中に紛れ込み、あれよあれよという間にそのワゴンはジャッキーの大邸宅に入り、どういうわけかジャッキーと差し向かいの食事となった。ピエールから見たジャッキーはスキャンダル女優とはまったく別な、魅力ある女だった。翌日、再び書類捜しに新聞社に出かけたピエールを、パトリックの叔父である新聞社社長のアルベールが待っていた。甥のゴーストライターがピエールと知ったアルベールは彼の文才を買って新聞社入りを勧誘した。しかし、昨夜のジャッキーの話から、インチキ新聞記事に怒るピエール。しかし、アルベールは狡猾にもピエールを利用しようと企んだ。--翌朝の新聞にピエールが取材したと称するジャッキーのデッチ上げ記事が載ったからたまらない。ピエールに裏切られたと知ったジャッキーは、ジャーナリストを集めて、仕返しにピエールとの婚約を発表した。さすがのピエールも頭に血がのぼり、すさまじいジャッキーとの格闘。しかし誤解はとけて和解が成立。事件はハプニングの末、めでたく解決しようとしていた。

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