紅色娘子軍

劇場公開日:

解説

この作品は一九七〇年五月、最終的に改作・公演された、革命的現代バレエ「紅色娘子軍」をフィルムにおさめたものである。一九六四年の国慶節にはじめてバレエとして公演された時、毛沢東夫人の江清女史が直接指導にあたり、その後の公演活動で磨きあげられたもの。主人公はプロレタリア階級の英雄の形象としてつくりあげられている。

1970年製作/105分/中国
原題:紅色娘子軍
劇場公開日:1971年11月2日

ストーリー

貧農の娘呉清華は、極悪地主南覇天の家の土牢から脱出し、まっくらなヤシ林で、追手につかまり半死半生の目にあう。そこに、紅軍の幹部洪常青と通信員小龍が通りかかり、呉清華を見つけて助ける。数日後、紅軍根拠地で「中国労農紅色娘子軍」の成立祝賀会が催されているところへ、呉清華がたどりつき、南覇天の極悪非道の犯非行為を訴える。呉清華も娘子軍に入隊、銃をさずけられ、隊列に加わる。南覇天の誕生祝いの日、洪常青は変装して屋敷にのりこむ。夜半、紅軍大部隊と呼応して、南覇天一味をせん滅するためだ。ところが、続いてのりこんだ呉清華は、南覇天の姿を見ると、怒りをおさえきれず発砲、南覇天を逃がしてしまう。紅軍は捕われていた人びとを解放、穀物倉庫をひらいて村人に分配し感謝される。根拠地では軍民一家族のように団結し、呉清華の階級的自覚が高まるとき国民党匪賊軍の侵入が通報され娘子軍も出動命令をうける。紅軍主力部隊は敵をせん滅するが、山の入口で阻止隊をひきいて勇戦した洪常清は重傷を負う。捕われの身の洪常青は、南覇天から裏切りを迫られるが、あくまで妥協せず、火あぶりにされ、大義のために命をささげる。ついに紅軍は南覇天のそうくつを襲い、悪あがきする南覇天を射殺し、ヤシ林村を解放する。呉清華は、銃火の戦場で入党し、洪常清のあとをうけて党代表となる。

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