ベルイマンの世界

劇場公開日:

解説

「ファニーとアレクサンデル」の撮影風景を捉えたドキュメンタリー。監督・スクリプトはイングマール・ベルイマン、撮影はアルネ・カールソン、編集はシルヴィア・インゲマーションが担当。

1986年製作/110分/スウェーデン
原題:Dokument Fannyoch Alexander
配給:東宝東和
劇場公開日:1987年7月18日

ストーリー

映画はベルイマン自身が自分の最後の劇映画だと宣言しているライフ・ワークともいえる82年作品「ファニーとアレクサンデル」の撮影の現場を1981年9月のクランク・インから翌3月のアップまで半年以上にわたって追ったドキュメンタリーで彼自身が撮影の合間に自らを語っている。ベルイマン作品の殆どの撮影を手がけているスヴェン・ニクヴィスト、録音のオーヴェ・スヴェンソンらにまざって、ベルイマンの息子のマッツがアーロンの役を演じ、ダーニエルが撮影助手として働いている姿も見られる。この作品の圧巻は、グンナル・ビョーンストランドの道化師がシェイクスピアの「十二夜」の閉場詞を歌うシーンだ。ビョーンストランドはベルイマンの学生時代以来の親友で多くのベルイマン作品に出演している名優である。彼はこのシーンを何十回も撮り直している。この映画を遺作に86年5月彼は亡くなった。映画はこうして「ファニーとアレクサンデル」の周辺を捉えてゆく。

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