ロジャー・ムーア 冒険野郎

劇場公開日:

解説

モザンビークのルフィジ・デルタ地帯で起った第一次大戦秘話を題材に一人のイギリス青年の波乱万丈の人生を描く冒険アクション映画。製作はマイケル・クリンガー、監督は「ゴールド」のピーター・ハント。ウィルバー・スミスの原作を彼とスタンリー・プライスとアラステア・リードが脚色。撮影はマイケル・リード、音楽はモーリス・ジャールが各々担当。出演はロジャー・ムーア、リー・マービン、バーバラ・パーキンス、イアン・ホルム、ルネ・コルデホフなど。

1976年製作/イギリス
原題または英題:Shout at the Devil
配給:松竹=富士映画
劇場公開日:1978年11月3日

ストーリー

1913年、アフリカ、ザンジバル。毎日の生活に退屈しきっている英国青年セバスチアン(R・ムーア)はオーストラリア旅行を思いたち、ただちに実行する。しかし、途中立寄った港町で金と旅券を盗まれ、ホテルの支払いにも困る始末。そこをアル中の象牙密猟人フリン(L・マービン)に助けられるが、実はそれはフリンの仕掛けた罠だった。ドイツ領での密猟にどうしてもイギリス人が必要だったのだ。セバスチアンはフリンの仲間に入り、象の群れを追うが、原住民の知らせから密猟を知ったドイツ将校フライシャー(R・コルデホフ)が原住民の兵隊を率いて征伐へと向かいジャングルで戦争が始まる。川を下り必死に逃げるセバスチアンとフリンは辛くも象牙密猟船で海へ出ることに成功する。しかし、それも束の間、インド洋最強の巡洋艦ブルーシャー号がたった2名の象牙密猟船に向って体当りを敢行してきたのだ。何とか一命をとりとめた2人はララパンジにあるフリンの家へ着くが、セバスチアンはマラリア熱に冒されており、フリンの娘ローザ(B・パーキンス)に看病を受ける。回復したセバスチアンはローザと恋に落ち入り結婚し、やがて女の子が生まれマリアと名づけられる。ふたたび象牙の密猟を始めたセバスチアンとフリンはフライシャーの留守に彼の砦を襲うが、その頃フライシャーは国境を越えてセバスチアンの家を襲っていたのだった。それを知ったセバスチアンとフリンが急いで帰った時はマリアは殺され、家は燃えつきていた。数ヵ月後、復讐の旅に出たセバスチアン、ローザ、フリンの三人はブルーシャー号とフライシャーの居場所を突き止めブルーシャー号の爆破を計画する。ルフィジ河流城で艦内修理作業が原住民で進められている中、黒人に変装したセバスチアンは時限爆弾をセットしキャンプに帰る。が、ローザが連れ去られ、忠実な部下モハメッド(I・ホルム)が殺されていた。再びブルーシャー号に忍びこみローザを救い出すが、その時、フライシャーの攻撃を受ける。が、フリンの命がけの助けで2人は甲板から海へ飛び込み、無事に対岸に泳ぎつく。轟音と共に破壊したブルーシャー号を2人はいつまでも見つめているのだった。

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