トゥルークライム(1995)
劇場公開日:1995年5月27日
解説
猟奇連続殺人事件の謎を追う、ミステリー・マニアの女子高生の活躍を描いたサイコ・サスペンス。監督・脚本はパット・ベルダッチ。製作はアンドリュー・ハーシュとジョナサン・フューリー。撮影はクリス・スクィアーズ、音楽はブレイク・リー、美術はジョン・ディ・ミニコが担当。主演は「ダリアン」「ベビーシッター」の色っぽい役柄から一転、年齢にふさわしい、眼鏡をかけたヒロインを可愛らしく演じたティーン・スターのアリシア・シルヴァーストーン。共演は「プラトーン」「ドアーズ」のケヴィン・ディロンほか。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:True Crime
配給:KUZUIエンタープライズ
劇場公開日:1995年5月27日
ストーリー
女子高生のメリー(アリシア・シルヴァーストーン)は、犯罪専門誌『トゥルークライム』を愛読するほどの探偵好き。卒業後は殉職した父と同じ、警官を志望している。ある日、カーニバルの夜に残忍な連続殺人事件が発生。被害者はいずれも自白剤と洗浄液を飲まされた後に切り刻まれていた。同級生マージーの妹が殺されたことを知ったメリーは、父の親友だったグイン警部(ビル・ナン)の反対も聞かず、単独で事件解決に乗り出す。彼女はその途中、刑事実習生の警官トニー(ケヴィン・ディロン)と知り合った。二人は、移動カーニバルで働くアール(マイケル・ボウエン)とその妻シェリーが怪しいとにらむ。メリーはトニーと事件を追ううちに、肉体的にも精神的にも彼にひかれていく。一方、彼女は事件がいずれも毎月最終金曜日に発生していたことに気づく。トニーの留守に彼の部屋を訪ねたメリーは、そこで自白剤や洗浄液などの品々を発見し、もしや彼が犯人ではと疑う。ところが、間もなくアールとシェリーがさびれた工場で遺書を残し、首を吊って死んでいるのが発見され、覚悟の自殺と見られた。だが、グインはアールの別れた妻で、カーニバルで働くロクサーヌを疑うが、彼女の犯行ではなかった。そのころ、疑念を晴らすため二人の自殺現場を訪れたメリーの前に、トニーが姿を現した。彼の本名はダニエルで、刑務所仲間のアールが結婚を機に善良になったことが許せずに殺したことを告白。駆けつけたグインを倒したトニーはメリーをも殺そうと迫るが、高所から転落死した。高校を卒業したメリーは殉職したグインの遺志を継ぎ、警官の制服に身を包んだ。
スタッフ・キャスト
- 監督
- パット・ベルダッチ
- 脚本
- パット・ベルダッチ
- 製作総指揮
- マーク・アミン
- 製作
- ジョナサン・フューリー
- アンドリュー・ハーシュ
- 撮影
- クリス・スクィアーズ
- 美術
- ジョン・ディ・ミニコ
- 音楽
- ブレイク・レイ
- 編集
- ギブ・ジャフェ
- 字幕
- 松浦美奈