白銀の冒険

劇場公開日:

解説

グルノーブル・オリンピックのアルペン・スキー2冠王、ジャン・クロード・キリーが主演するドロボー映画。製作はエドワード・リシェン、監督は「ウェスタン・ロック ザカライヤ」のジョージ・イングランド、脚本はケン・コルブとジェフリー・ブルーム、撮影はガボール・ポガニー、音楽はジャック・ルーシェ、編集はゲイリー・グリッファンが各々担当。出演はキリーのほか、「あしやからの飛行」のダニエル・ゴベール、クリフ・ポッツ、レリオ・ルタッツィ、「冒険者(1970)」のデリア・ボッカルド、ヴィットリオ・デ・シーカなど。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:The Ski Raiders
配給:ワーナー
劇場公開日:1972年2月19日

ストーリー

ヨーロッパ・アルプスのスキー・リゾート、チェルビニアのスキー・コーチ、クリスチャン・ビトン(ジャン・クロード・キリー)は目下美人のモニカ・スコッティ(ダニエル・ゴベール)と同棲中。女とギャンブルに目がないクリスチャンの仲間たちは、やってくる美人客をモノにせんと腕を競っていた。その中の1人ボブ(クリフ・ポッツ)が女を奪われてションボリしている時、慰めにきたクリスチャンが奇抜な金儲けを考えついた。今行なわれているシーズンの最後を飾るスノーモビル・レースの賞金が、スキー・ロッジを経営しているシモネリ(レリオ・ルタッツィ)の金庫に眠っている。これをいただこうというのである。もちろん、お得意のスキー・テクニックを充分活用しての逃走計画である。肝心の金庫の金盗み出しはモニカの色気作戦でということになり、早速実行にとりかかった。いくつかのハプニングに肝を冷やした3人だが、予定どおり金を盗み出し、決死の直滑降の旅を開始、峡谷をジャンプしたり、円丘を飛越。ボブはクレバスを見事飛び越え、深雪の中に金を埋めた。雪解けの春まで、おあずけである。一方、ただちに捜査活動を開始した警察だが、いっこうに解決の糸口が見いだせない。エンリコ・ドルフィ(ビットリオ・デ・シーカ)が到着したのはその夜である。彼は保険会社からの特別調査員であったが、クリスチャンたちは少なからず動揺した。ある日どこでどう嗅ぎ付けたかドルフィンが突然モニカの部屋を訪れ、今度の事件の容疑が3人にかけられていることを匂わせ、金の隠し場所を教えれば、後は水に流すと持ちかけた。ボブとモニカは乗りかけたが、クリスチャン1人が反対した。ところが翌日3人はドルフィが雪の中から金を掘り出すのを呆気にとられて見ていた。誰が密告したのか?クリスチャンが後を追ったがドルフィは素早く逃走してしまった。その日の午後、帰り支度のクリスチャンはモニカに別れを告げ、列車に乗り込んだ。そこでクリスチャンはドルフィとばったり出会った。ところが2人はお互いニヤリと笑みを交わしたのだ。2人はグルだったのである。

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