廃墟の群盗

劇場公開日:

解説

W・R・バアネットの原作から「剃刀の刄」のラマア・トロッティが脚色し製作した1948年度西部劇で、監督は「戦場(1949)」のウィリアム・ウェルマン、撮影は「荒野の決闘」のジョウ・マクドナルド、音楽はフォックスの大作を常に担当するアルフレッド・ニューマン。「頭上の敵機」のグレゴリー・ペック「熱砂の秘密」のアン・バクスター、「海の男」のリチャード・ウィドマークを中心に、ロバート・アーサー、ヘンリー・モーガン、ジョン・ラッセル、ジェイムズ・バアトンらが共演。

1948年製作/アメリカ
原題または英題:Yellow Sky
配給:セントラル
劇場公開日:1951年8月14日

ストーリー

レメイヴィルの銀行を襲撃して軍隊に追われた無法者の一団が、70里にわたる熱砂の荒地を落ちのびていった。一行はストレッチ(グレゴリー・ペック)を頭にいただくデュウド(リチャード・ウィドマアク)らの7人組で、数日間の苦難の旅を経て、イエロウ・スカイと呼ばれる死の街に辿りついた。町には旅人に水や食物を与える老人と孫娘のマイク(アン・バクスター)が住んでいるだけ、しかもマイクは一行を嫌って、彼女の家には彼らを泊まらせなかった。その夜彼女を襲ったストレッチは、かえって彼女に傷つけられた。老人とマイクが山で金採掘を行っているのを嗅ぎつけたデュウドは仲間を語らって2人を丘に追いつめ、老人の足を撃ってマイクを降参させた上、5万ドルの金を強奪した。マイクとストレッチの仲が近づくのをみたデュウドは、折からアパッチの一隊がマイクの家に来た時、ストレッチがアパッチをそそのかして皆を亡きものにしようとしていると、仲間にふれまわった。そしてストレッチが老人にはまだ金の権利が残っていることを仲間に忠告するに及んで、彼とデュウドの仲は決裂し、ストレッチは烈しい射撃戦の後、ついにデュウドを撃ち倒した。数週間後、再びレメイヴィルの銀行を襲ったストレッチの一行は、今度は逆に以前盗んだ金をそっくり返却して引き揚げて来た。彼方の丘の上ではマイクと老人が一行の帰りを待ちわびていた。

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