西部を駆ける恋
劇場公開日:1947年9月
解説
「アリゾナ(1940)」「平原児」のジーン・アーサーと、「駅馬車(1939)」「拳銃の町」のジョン・ウェインが主演する映画で、「血と砂(1941)」のジョー・スワーリングがストーリーを書き下ろし、ロバート・アードリーが脚色し、「晴れて今宵は」のウィリアム・A・サイターが監督に当たり、フランク・レッドマンが撮影している。助演者は「美人劇場」のチャールズ・ウイニンジャー、フィル・シルヴァース、メアリー・フィールド、ドン・コステロらである。
1943年製作/アメリカ
原題または英題:A Lady Takes a Chance
劇場公開日:1947年9月
ストーリー
ニューヨークの銀行員モリー・ツルースデエルは蓄えた貯金で西部遊覧旅行のバスに乗った。ところが旅行は平凡、すばらしい男にも出会わない。しかしオレゴン州フェアフィールドにバスが止まった時、彼女はカウボーイ競技会を見に行きデュークに会った。彼は馬からはね飛ばされてモリーの膝の上に落っこちた。初めてモリーは西部に来たかいがあったと思った。その晩彼女は生まれて初めての経験をした。デュークと一緒に西部気分を満喫した。挙げ句の末賭博場の窓からデュークは彼女をほうり出した。続いてデュークもとんで、二人が落ちたのは乾草車の上であった。モリーはバスに乗り遅れた。しかもホテルに部屋はなかった。デュークは彼の部屋を提供し、相棒のコワと共に彼は階下の玉突台の上に寝た。モリーはデュークとコワと共にバスを尋ねて旅行した。砂漠に一夜を明かした時、モリーはデュークの馬から毛布を借りた。翌朝馬のサミーは風邪をひいていた。デュークがサミーをいたわっているのを見て、モリーは自分も愛してもらいたい気持ちになった。モリーは料理をしデュークは皿を拭いた。デュークは嫌気がさし、どっかへ行ってしまった帰りのバスは往きよりも侘しかった。ニューヨークに着いた時、発つ時に見送ってくれた三人の男友達が迎えに来てくれていた。しかし横合いからデュークが現われてモリーをまた西部行きのバスに乗せた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウィリアム・A・サイター
- 脚本
- ジョー・スワーリング
- 脚色
- ロバート・アードリー
- 製作
- フランク・ロス
- 撮影
- フランク・レッドマン
- 音楽
- ロイ・ウェッブ