青春の光と影
劇場公開日:1969年7月5日
解説
ビル・E・ケリーとホール・バートレットのオリジナル・シナリオをホール・バートレットが監督した青春もの。撮影はリチャード・ムーア、音楽はティム・バックレー。出演は新人ケント・レイン、「エル・ドラド」のミシェル・ケーリー、「主題はバラだった」(日本未公開)でアカデミー助演男優賞を得たジャック・アルバートソンなど。
1968年製作/アメリカ
原題または英題:Changes
配給:松竹映配
劇場公開日:1969年7月5日
ストーリー
たった一言いい足りなかったばかりに恋人ボビーを波間に失ったケント(ケント・レイン)の心には、何もかもが空しくみえた。大学の講義も、友だちたちも、文明の発展さえも。もっと世間を広く知るため、ケントはカリフォルニアを南へヒッチハイクの旅に出た。途中彼は同じように気ままな旅を続けるジャーナリストのクリスティンに出会った。教育について、宗教について、セックスについて若者にインタビューを求めて歩くクリスティンとの旅で、ケントは世間を見る新しい目を開かれたような気がした。クリスティンと別れ、ある港町に来たケントは、そこの盛場で2度の結婚に破れたあばずれ女ジュリーを知り、懸命に生きる彼女に激しくひかれた。が、未熟な若者と人生の裏を知っている女との恋の破局はすぐにきた。小雨が降る朝、ケントは、見知らぬ町で、見知らぬ人と、新しい話をするため出発した。傷ついた心は早く忘れよう。忘れようにも忘れられない傷の痛みは、青春のかけがえのない思い出--それがいつかは役に立つことになりそうだ。そんなことを考えながら行くケントの後姿に雨と、にぶい光が落ちていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ホール・バートレット
- 脚本
- ビル・E・ケリー
- ホール・バートレット
- 製作
- ホール・バートレット
- 撮影
- リチャード・ムーア
- 音楽
- ティム・バックリィ