情熱の高浪

解説

ベイジル・キング氏作の小説「チャイティの園にて」を映画化したものでマリアン・コンスタンス・ブラックトン女史が脚色し、「死途の小唄」「ホリウッドに来た山男」等と同じくJ・スチュアート・ブラットン氏が監督した。主役は「ホワイト・ローズ」「廻り会う迄」等出演のエンク氏と「地獄花」等出演のベン・ヘンドリックス氏が演じ、ラスカ・ウィンター嬢が助演している。

1925年製作/アメリカ
原題または英題:Tides of Passion

ストーリー

ノヴァスコのある漁村にチャリティーという優しい乙女がいた。彼女は依然漁夫で今は行商を営むジョナスに恋されていたが彼の求婚を顧みず、幣紙のウィリアムと結婚した。結婚の翌日ウィリアムは海外勤務を命ぜられた。泊まる港々の女たちに接していたウィリアムは結婚の誓約は反古に等しく彼の返りを待ち詫びているチャリティーの許に手紙さえも出さなかった。かくて10年近い月日が流れた。ウィリアムは故郷近くのある待ちでヘーガーという女と懇ろになり言われるままに彼女と結婚して仕舞った。行商人のジョナスはそれを知ってチャリティーに告げた。チャリティーは取りあえず行って見ると聞きしに違わず良人ウィリアムは二重結婚をしていた。第二の妻ヘーガーもそれおと知ってウィリアムを恨みチャリティーを嫉んだ。暴風雨の一夜ヘーガーは死に瀕したウィリアムを死ぬに任せた。心優しいチャリティーは寄る辺ないヘーガーとその赤ん坊を己が住居に連れて来て親切に世話をした。かくてヘーガーの頑なの心の角も取れ恥と悔いとに投身したが救われチャリティーと姉妹の交わりを続けることになった。忠実なジョナスの恋はついにチャリティーの心を動かし2人は結婚した。

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