ジャクソン・ジェイル

劇場公開日:

解説

ロスからニューヨークへ旅する女性が体験する恐怖を通し、現代アメリカのドス黒い影を描くバイオレンス映画。製作総指揮はロジャー・コーマン、製作はジェフ・ベガン、監督は新人マイケル・ミラー、脚本はドナルド・スチュワート、撮影はブルース・ローガン、音楽はローレン・ニューカークが各々担当。出演はイヴェット・ミミュー、トミー・リー・ジョーンズ、ロバート・キャラダイン、セヴァーン・ダーデン、ジョン・ローラー、ブリット・リーチなど。

1976年製作/アメリカ
原題または英題:Jackson County Jail
配給:ユナイト映画
劇場公開日:1977年9月3日

ストーリー

ロスで働いていたダイナ(イベット・ミミュー)は、男に裏切られたのをきっかけにニューヨーク行きを決意した。新規一転、再出発だ。陸路を愛車を駆って気ままな女の一人旅。ロスを発って間もなく、彼女は奇妙なアベックにつきまとわれる。夜、陽気な彼らに気を許した時、その1人ボビー(ロバート・キャラダイン)がダイナを襲った。彼らはハイウェーに出没するおいはぎだったのだ。身ぐるみはがれ、車も奪われた上、殴られて路上に気絶する彼女。間もなく気付いた彼女はショックと恐怖にふらつき、ハイウェー沿いのカフェに辿り着いた。だが、同情的な態度の主人ダン(ブリット・リーチ)は、突然ダイナにむしゃぶりつく。そこに保安官が入ってきた。彼女は助かった。しかし、ダンは彼女の事をドサ回りの売春婦と申し立てをしたため、彼女はウムをいわさず独房へ。シェリフのデンプシー(セヴァーン・ダーデン)も彼女のいい分を受けつけない。ダイナの隣房にはコーリー(トミー・リー・ショーンズ)という殺人犯がいる。やがて、当直の保安官代理バート(ジョン・ローラー)が食事を運んで来、夜、彼はダイナを犯した。無惨に身体を開いたままの彼女。だが、コトを終えて出ていこうとするバートを彼女は襲い殺した。そして、それをみていたコーリーと共に脱走する彼女。警官の追跡の中、2人はある一軒家に逃げる。ダイナはいつしかコーリーのデラシネ的生き方に共感を覚え始めていた。翌朝、ギラギラと照りつける太陽の下、2人の逃亡が再開される。折りしも町は建国200年の祝賀パレード。警察の銃撃にダイナは負傷し、パトカーに入れられた。と、逃げるコーリーに向け、一斉射撃がこだまする。ボロ布のようにころがるコーリー。それを見ていたダイナの目はうつろだった。

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