シー・ホーク(1924)
解説
「スカラムーシュ」の原作者なるイギリスの小説家ラファエル・サバティニ氏の小説を、「オリヴァー・トウィスト」「不滅の情火」等を監督したフランク・ロイド氏が監督したもの主役は「魔界の髑髏島」「善悪の境」等出演のミルトン・シルス氏「怒涛の彼方へ」「海賊アップルジャック」出演のエニッド・ベネット嬢で、その他にもウォーレス・ビアリー氏、ロイド・ヒューズ氏マーク・マクダーモット氏等良く知られた人々が出ている。十六世紀イギリスの物語で、大掛りな海戦で呼物である。
1924年製作/アメリカ
原題または英題:The Sea Hawk
ストーリー
ジョン・キリグルウ卿の家とオリヴァー・トレシリアン卿の家とは永い間の仇敵であったがジョンの後見しているロザマンド姫は何日かオリヴァー卿に想を寄せていた。オリヴァーの異母弟ライオネルは姫の兄ピーターと争って彼を殺したが、捕えられるのを恐れ兄の保護を哀訴した。オリヴァーは捕えられたが身の潔白を主張するだけで犯人の名を口外しなかった。兄が放免されれば自分が捕えられると思ったライオネルは海賊ジャスパーに兄を誘拐するよう頼む。オリヴァーは海賊船に誘拐されたが、その船はスペイン船に襲撃されオリヴァーは捕虜となって奴隷にされ漕手として酷使されているうち、ムーア人の海賊アサッドが襲撃して来たオリヴァーは縛を逃れてアサッドに助力したので、彼はアサッドに重用され、やがて海の鷹と呼ばれる副首領になる。彼はロザマンドがライオネルと結婚しようとするのを聞き二人を奪取し、姫と結婚したが、從弟の自白で身の潔白を証し、久々で故国のイギリスに帰ることができる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フランク・ロイド
- 脚本
- ラファエル・サバティーニ
- 脚色
- J・G・ホークス
- 撮影
- ノーバート・ブロディン
-
Sir_Oliver_Tressilianミルトン・シルス
-
Sakr-er-Bahr (The Sea Hawk)ミルトン・シルス
-
Rosamund_Godolphinエニッド・ベネット
-
Master_Lionel_Tressilianロイド・ヒューズ
-
Master_Peter_Godolphinウォーレス・マクドナルド
-
Sir_John_Killigrewマーク・マクダーモット
-
Jasper_Leighウォーレス・ビアリー
-
Asad-Ed-Dinフランク・カリアー
-
Marzakウィリアム・コリアー・Jr.
-
Justice_Baineライオネル・ベルモア
-
Andalusian_Slave_Girlキャスリーン・キー
-
Bishopヘンリー・バロウズ
-
不明The Siren