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解説

「謎の下宿人」のマール・オベロンと「ルパン登場」のチャールズ・コーヴィンおよび「嵐の青春」「情熱の航路」のクロード・レインズが主演する映画。ルイジ・ピランデルロ作の戯曲「前の如く、前よりも良く」に基づいて「新婚第一歩」のブルース・マニングがジョン・クローラー及びレオナード・リーと協力して脚本を書き「ラブ・レター(1945)」「ゾラの生涯」のウィリアム・ディーターレが監督に当たり、「謎の下宿人」のルシエン・バラードが撮影した。助演は映画初出演の14歳の少女スー・イングランド、「ラッキー・パートナー」のハリー・ダヴェンポート、カール・エスモンド、ジェス・バーカー、ラルフ・モーガンらである。1945年度作品。

1945年製作/アメリカ
原題:This Love of Ours

ストーリー

有名な病理学者ミシェル・トゥーザックはシカゴで開かれた医学会に出席したがパサデナの自宅に帰って来た時には、美しい婦人を伴っていた。出迎えた雇人たちに、かれはシカゴで会って結婚した妻フローレンスであると紹介したのである。ところが実を言えば、フローレンスはミシェルが12年前にパリで結婚したカリンであった。カリンはパリのミュージックホールに働いていた若い芸人で、ミシェルは医科大学の学生であった。ほとんど一目ぼれで結婚した二人はスュゼットと言う娘も生まれ、幸福に暮らしていたが、ミシェルはカリンに新しい恋人があると聞き、2歳のスュゼットを連れて、突然姿を消してしまったのである。しかし彼は初恋のカリンを片時も忘れ得なかった。そしてスュゼットを彼女の片身とも思い、再婚を考えもせず、スュゼットを愛することにすべてを忘れていた。12年目に計らずもシカゴのナイトクラブでピアノをひいている彼女と再会した。彼女はタアゲルという即興スケッチ画家のピアノ演奏をしていたのである。少女のスュゼットには、母は死んだものと言い聞かせてあるので亡くなった母を久遠の女神のようにあこがれていた。それだけにフローレンスを憎み、日毎にスュゼットは不幸になっていくのであった。ミシェルもフローレンスもそれをどうすることも出来ず、困りぬいていたが、思いがけなくタアゲルが訪ねて来た。彼はすべてを了解し、スュゼットの心に画いている母の面影を絵にしてみせた。何枚も描いていくうちに母の絵像は、フローレンスの面影に似かよって来た。そうしてスュゼットの気持もなごみ、父とフローレンスを許そうとする気持が動いてきた。ミシェルとフローレンスは、遠からずスュゼットにフローレンスが彼女の母であることを告げるであろう。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第18回 アカデミー賞(1946年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) ハンス・J・サルター
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