恋の睡蓮

解説

天然色映画の1色テクニカラー法によって全部着色された映画で、かつてスチュアート・プラックトンがプリズマ・カラーを用いて作った「栄光ある冒険」よりも一段進歩した色彩を見せるといわれている中国の伝説に基づき、フランセス・マリオンが書き、中国人の女優アンナ・メイ・ウォンとケネス・ハーランとを主役としたもので、監督はチェスター・M・フランクリンである。

1922年製作/アメリカ
原題または英題:The Toll of the Sea

ストーリー

どうごうと寄せては返す大海原は、時に大きな贈物をもたらすことがあるが、また時として大きな代償を取ることがある。アレン・カーヴァーというアメリカの青年が難破して中国の海岸に打ち上げられ、蓮花という中国少女に助けられ、彼女は深くも彼を愛したが、やがて彼は国に残した恋人を忘れかね、蓮花を棄てて遠いアメリカへ去ってしまった。

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