月世界宙がえり
劇場公開日:1966年12月24日
解説
ウィリアム・バワーズとラスロ・ヴァドナイの共同脚本を「駅馬車(1965)」のゴードン・ダグラスが監督した喜劇。撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はラロ・シフリンが担当。出演はジェリー・ルイス、コニー・スティーヴンス、ロバート・モーリー、デニス・ウィーバー、アニタ・エクバーグ。製作はマルコム・スチュアート・ボイラン。
1966年製作/アメリカ
原題または英題:Way...Way Out
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1966年12月24日
ストーリー
1994年、月はすでに征服され、アメリカとソ連は月に気象観測所を設けていた。ソ連観測所のアンナ(アニタ・エクバーグ)はグラマー・ガールで、彼女をめぐって両国間にトラブルの絶え間がない。国連でも両国の代表が、相手を非難しあうという場面が展開する始末。そこでアメリカ、フロリダ州ケープ・ケネディの月部隊気象観測所長クォンセット(ロバート・モーリー)は記者会見をして、将来こうしたトラブルをなくすため、今後月へ派遣する職員は原則的にひと組の夫婦とすると発表した。さて、候補者としてピーター(ジェリー・ルイス)が指名されたが、彼は独身、早速花嫁候補としてアイリーン(コニー・スティーヴンス)が選ばれた。しかし彼女はお国のためとはいえ、知らない人と結婚するのは御免だという。だが結局彼女は、まんざらピーターが嫌いではないし、ということで名義だけの結婚を承諾、月行きとなった。到着2日後、アメリカ空軍予備役のピーターは、ワシントンのホレンビー大将から、10分たったら米ソの戦争開始だから、敵の機先を制して月を制圧せよとの命令を受けた。その理由はソ連側が、月のある地点に兵力と武器弾薬を移動していることが判明して、アメリカ側がソ連側に釈明を迫る最後通牒を送ったのだ。だからピーターはソ連観測所員を殴り倒したりして大騒ぎをしたが、その時は既にソ連が釈明したあとで、大事にいたらなかった。そんな時、月ではアンナの結婚式が挙げられた。それを聞いたクォンセット所長は、月世界最初の子供誕生をソ連に出しぬかれてなるものかとピーターとアイリーンにハッパをかけた。今やふたりの結婚は時間の問題だった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ゴードン・ダグラス
- 脚本
- ウィリアム・バワーズ
- ラスロ・ヴァドナイ
- 製作
- マルコム・スチュアート・ボイラン
- 撮影
- ウィリアム・H・クローシア
- 音楽
- ラロ・シフリン