K2 ハロルドとテイラー

劇場公開日:

解説

世界第2位の高峰K2に挑むクライマーの姿を描いた作品。エグゼクティブ・プロデューサーはメルビン・J・エストリン、製作はジョナサン・タプリン.ティム・ヴァン・レリム、マリリン・ウェイナー、監督は「ブライド」のフランク・ロッダム、脚本はパトリック・マイヤーズとスコット・ロバーツ、撮影はガブリエル・ベリスタインが担当。出演はマイケル・ビーン、マット・クレイブンほか。

1991年製作/アメリカ
原題:K2 Harold & Taylor
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1991年10月10日

ストーリー

やり手の独身弁護士で頑固な個人主義者テイラー(マイケル・ビーン)。物理学者で伝統的な道徳観を持つハロルド(マット・クレイブン)。全く対照的な2人だったが、山に登ることで堅い友情に結ばれていた。ふたりがアラスカの断崖でロック・クライミングをしていると、著名な登山家フィリップ・クレイボーン(レイモンド・J・バリー)に出会い、その一行にはテイラーの旧友ダラス(ルカ・バーコヴィッチ)の姿もあった。クレイボーンらはテントのテストのためテイラーらと離れた斜面にキャンプを張ったが、翌朝雪崩に遭い斜面を滑り落ちていった。テイラーとハロルドは必死の救助を行うが、クレイボーンらと別のテントの隊員は既に絶望的な状況であった。テイラーはクレイボーンから次の目標が世界第2位の高峰K2であることを知らされ、失った隊員の代わりに自分とハロルドをチームに加えるよう懇願する。だがハロルドは、仕事と山のため家族との満足な時間をとれぬことに不満を抱いていた妻シンディに、一緒にいる約束をしたばかりであった。K2登山の計画を打ち明けられたシンディは怒り、泣きじゃくったが、最後に「きっと帰って来て」と囁き、ハロルドを送り出した。ジャッキー・メットカーフ(パトリシア・シャーボノー)、清水タカネ(藤岡弘)らを含むクレイボーン隊はパキスタン入りし、現地人ポーターを雇い高度を稼ぐが、小さな誤解からテイラーとダラスの間に亀裂が生じる。後日ポーターらの渡るはしごがクレバスに落ちる事故が起き、恐れをなしたポーターらは仕事を放棄し下山してしまう。途方に暮れる一行であったが、テイラーは装備を軽くしてもK2を目指すべきだと主張、激しいブリザードの中、前進を続けた。しかしクレイボーンは病いに倒れ、ジャッキーとベース・キャンプに引き返し、残る4人が山頂へ向かうが、クレイボーンからの指示はアタックは2人だけというものであった。テイラーは自分がダラスと山頂に向かうべきだと主張するが、ダラスはタカネをパートナーに選択、一方ハロルドはテイラーに裏切られた思いだった。しかし激しい嵐がアタックの2人を襲い、ようやくテイラーらの元に戻ったタカネも息絶えてしまう。天候にも恵まれた翌朝ロープだけの軽装備でテイラーとハロルドは頂上を目指し、見事頂上をきわめた。しかし下山途中天候が急変、ハロルドが滑落し脚を折ってしまう。自分を置いていくよう主張するハロルドだったが、テイラーが死亡したダラスの登山具を持って再び救出に現われた。必死の下降を繰り返す彼らには死の影が忍び寄っていたが、その時ヘリコプターが彼らの前に現われるのであった。

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