決斗!一対三

劇場公開日:

解説

テキサスに実在した賭博師であり、無法者として知られたウェス・ハーディンの半生記の映画化。彼の書いた自叙伝にもとづいて、ドラマが組みたてられている。ハーディンの自伝から製作者のウィリアム・アランドがオリジナル・ストーリーを書き下ろし、それをバーナード・ゴードンがシナリオに脚色している。監督は「裸者と死者」のラウール・ウォルシュ。撮影は「世界を駈ける恋」のアーヴィング・グラスバーグ、音楽はジョセフ・ガーシェンソン。出演するのは「翼に賭ける命」のロック・ハドソン、「平原の待伏せ」のジュリア・アダムス、「若き獅子たち」のリー・ヴァン・クリーフ、ジョン・マッキンタイア、ジュー・オブライアン、メアリー・キャッスル、ウィリアム・プレン、グレン・ストレンジ、マイケル・アンサラ、デニス・ウィーバー、ボビー・ホイ等。製作ウィリアム・アランド。テクニカラー・スタンダードサイズ。1952年作品。

1952年製作/アメリカ
原題または英題:The Lawless Breed
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1959年4月15日

ストーリー

1894年3月20日、テキサス州ハンツヴィルの州刑務所から体躯堂々の中年男が出所した。我が家へ帰るため駅へ向かった彼は途中、町の新聞社へ寄り部厚い原稿を編集長に渡した。この男こそ16年前、テキサスを荒し稀代の悪漢として捕えられたジョン・ウェスリー・ハーディング(ロック・ハドソン)だった。編集長に手渡された原稿は彼の半生を物語っていた。ーウェス・ハーディンは1853年、テキサス州ボナムに住む巡回説教師ジョン・G・ハーディン(ジョン・マッキンタイア)の3男として生まれた。兄たちは南北戦争に参加し、長兄は戦死、次兄のジョーは不具となっていた。一家には戦争孤児ジェーン(メアリー・キャッスル)がいたが、ウェスは彼女と相愛の仲だった。しかし生来、気性の激しいウェスは、当時北軍軍政下に圧迫されているテキサスの現状に屈辱を感じ、父に隠れて賭博と拳銃の練習にスリルを求める青年となっていた。が、ある日、拳銃の曲射ちが父に発見され革の鞭で打たれた。反逆の血に燃えたウェスは金を儲けたら迎えにくるとジェーンに言い残して家を飛び出した。町の酒場に現われたウェスは名うての賭博師ガスと争い先に拳銃を抜いたガスを抜き打ちに射殺した。このためガスの兄弟3人に狙われ、町のはずれで牧場を営む叔父のジョン・クレメンツ(ジョン・マッキンタイア)の家に逃れた。クレメンツはウェスの父と違い太っ腹の男で、彼を北軍の捜索隊から守るためアビリーンへ向かう牛の群を追って行く仲間に加えた。一方、この噂を聞いて例の3人兄弟はアビリーンにウェスを待ち伏せたが、対決の結果はウェスの勝利となった。その後のウェスは賭博で金を儲け、ジェーンを迎えにボナムに引き返したが、神と法に忠実な父に結婚を許されず、逆に自首をすすめられた。父は有力な弁護士を雇い正しい裁判を受けさせようとした。だが彼を、ボナムの酒場の女ロージー(ジュリア・アダムス)が助けた。彼女の馬車でウェスは脱出できたが、ロージーから、ジェーンが警官隊に射殺されたと聞いた。2人はカンサス市へ向かい行方をくらました。その間、テキサスで瀕瀕と強盗殺人が行なわれたが、すべてウェスに罪を着せられ、逆にテキサス警備隊が出動した。アラバマ州に逃れたウェスとロージーは賭博で得た金で牧場を買い平和な結婚生活を営むことができた。がある日、馬市場に出かけたウェスは警備隊に捕り、これまでの殺人がすべて正当防衛だったにも拘らず、25年の禁固刑を言い渡された。--ウェスは16年ぶりで我が家に戻った。喜びにふるえるロージー、留守の間に生れたジョンも逞しく成長していた。ところが息子のジョンが拳銃をもて遊ぶのを見たウェスは思わず殴りとばした。ジョンは家を飛び出した。それは昔の自分と同じだった。ジョンは酒場へ来たが忽ちチンピラやくざと喧嘩し、駈けつけたウェスはやくざ者の拳銃に打たれ傷ついた。父の仇を討とうというジョン。しかしウェスはこれを止めた。無謀な生き方は止めよ--ウェスに初めての平和が来た。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5無法者

2021年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テキサスの無法者の実話だが、本人の手記をもとに描いているので果たして。
主人公(ロック・ハドソン)の父は厳格な牧師で、家を飛び出した主人公は賭博と早撃ちで名を上げていく。
しかし、正当防衛で相手を殺してしまい、保安官から追われることに。

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