キャベツ畑のおばさん
解説
「恋と胃袋」「恋の手ほどき(1933)」のノーマン・タウログが監督に当たった映画で、アリス・ヒーガン・ライスとアン・クローフォード・フレックスナー競作の舞台劇を「ボクは芸人」「ベンガルの槍騎兵」のウィリアム・スレイヴンス・マクナットと「風の接吻」「坊やが盗まれた」のジェーン・ストームと共同脚色した。主役は映画初出演の舞台女優ポーリン・ロードが勤め、「かぼちゃ太夫」のW・C・フィールズ、「泥酔夢」のザス・ピッツ、「明日なき抱擁」のイヴリン・ヴェネブル及びケント・テイラー、「ますらを」のジミー・バトラー及びジョージ・ブレイクストン、「絢爛たる殺人」のチャールズ・ミドルトン、ドナルド・ミーク、子役ヴァージニア・ワイドラー等が助演している。撮影は「ベンガルの槍騎兵」「恋と胃袋」のチャールズ・ラングの担任。
1934年製作/アメリカ
原題または英題:Mrs. Wiggs of the Cabbage Patch
ストーリー
オハイオ州のメイソンヴィルの田舎に貧しいウイグス一家が住んでいた。父親のウイグスはアラスカへ金を探しに行くと言って出掛けたまま音信不通だった。ウイグス夫人はキャベツ畑のそばに小屋を立て、そこで5人の子供を抱え、賃仕事をしながら夫の帰りを待っていた。感謝祭の前日になったが、ウイグス夫人は子供たちへの明日の御馳走さえ作れなった。そこへウイグス家の同情者であり、メイソンヴィルの名家であるオルコット家の令嬢ルシイが訪れて七面鳥や数々の御馳走を贈った。また長男のビリイが捨てられた病馬を見つけて来、ウイグス夫人や燐家のオールドミスのヘイヂイ嬢の介抱で奇蹟的に元気を回復した。次男のジミイが不治の病なのが1つの苦の種ではあったが、そうして一家は明るい感謝祭を迎えた。ルシイの恋人ボップは土地の新聞の主筆で、感謝祭の非にウイグス家を訪れたとき、ジミイが病床で苦しんでいる様を見、早速友達の病院に無料で入院させてやり、所在不明のウイグス氏に彼の留守宅の不幸を新聞で知らせてやった。翌日ウイグス一家の者は「ミラー」のレヴュウをボップの情けで見物に出掛けたが、その開幕中に入院していたジミイが危篤となり、駆けつけた母に抱かれて死んだ。やがてメイソンヴィルに鉄道が敷かれる事となり、ウイグス家の土地は1000ドルで買い上げられる事になった。ところが25ドルの借金をたてに雑貨屋のバグビイが土地を横取りしようとした。金を返すか立ち退くか、約束の日の12時に後2分というとき、ウイグス氏がボップの出した新聞広告を見て帰って来、借金を払った。この金はビリイの急報で駆けつけたボップがウイグスのポケットに忍ばせてやったのだった。ウイグスはアラスカで成功したのではなかった。彼の持っていた旅費ではその途中までしか行けず、ついに救世軍の世話になって帰って来たのだった。しかしもう立ち退く必要もなく父を加えてこの一家には又春がめぐって来た。そして親切なボップはかねて恋仲のルシイと結婚した。
スタッフ・キャスト
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Mrs. Wiggsポーリン・ロード
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Mr. StubbinsW・C・フィールズ
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Miss_Hazyザス・ピッツ
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Lucy_Olcottイブリン・ベナブル
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Bob_Reddingケント・テイラー
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Mr. Wiggsドナルド・ミーク
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Billyジミー・バトラー
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Jimmyジョージ・ブレイクストン
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Europenaバージニア・ウェイドラー
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AsiaCarmencita Johnson
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Australiaエディス・フェロウズ
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Mr. Bagbyチャールズ・ミドルトン
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Juliusジョージ・リード
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PriscillaMildred Gover
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Dick_Harrisアーサー・ハウスマン
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Dr.Bartonウォルター・ウォーカー
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Agent_Jenkinsサム・フリント
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Moseジミー・ロビンソン