かもめの城

劇場公開日:

解説

フィリス・ヘイスティングスの小説『カカシの歓び』を「渚のたたかい」のスタンリー・マンが脚色、「バタシの鬼軍曹」のジョン・ギラーミンが監督した思春期の少女の心理もの。撮影は「悪徳の栄え」のマルセル・グリニョン、音楽は「軽蔑」のジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「ハッド」のメルヴィン・ダグラス、「シベールの日曜日」のパトリシア・ゴッジ、「息子と恋人」のディーン・ストックウェル、「沈黙(1962)」のグンネル・リンドブロムほか。製作はクリスチャン・フェリー。

1965年製作/104分/アメリカ
原題または英題:Rapture
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1966年3月1日

ストーリー

フランス・ブルタニーの村外れ。元判事ラーボー(メルヴィン・ダグラス)は長女ジュヌビエーブ、次女アグネス(パトリシア・ゴッジ)と3人で暮らしていた。女中のカレン(グンネル・リンドブロム)の元には夜毎男が通って来る。アグネスはそれを知っている。彼女は鳥を追い払うためかかしを作り、父親の古着を着せて深い愛情を示しはじめた。ある日、ラーボー家の人々は護送者から脱走するジョセフ(ディーン・ストックウェル)という男を目撃した。彼はかかしの服と着替えており、一家の者は彼を匿まってやることにした。そしてアグネスとジョセフはある夜ともに語り明かした。彼女は父が元判事で、妻が死ぬと、すぐ隠遁生活をはじめたことなどを語った。翌朝警官がジョセフを探しに来たのでアグネスは彼を畑の小屋に隠した。後刻、アグネスは小屋の中でカレンとジョセフが抱きあっているのを見つけてしまった。カレンは家を出て行った。その夜、アグネスとジョセフは肉体関係を結んだ。2人は家出し、ある工業都市へ行く。そして間借り生活をはじめたが、アグネスはジョセフが渡された金をなくしたことから家へ帰ってしまった。そこには警官が待っていた。ジョセフが負傷させた警官が死に、傷害致死罪に問われていたのだ。ジョセフが彼女の後を追って戻って来た。父親の警告を聞いて逃げたが、追いつめられて崖から飛び降りて死んだ。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く