王子と踊子

劇場公開日:

解説

1953年6月2日エリザベス女王戴冠式の際にローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーが上演することを予定として書かれたテレンス・ラティガン(「愛情は深い海の如く」)の舞台喜劇をラティガン自ら脚色、「リチャード三世」のローレンス・オリヴィエが監督した。撮影監督は「戦争と平和」のジャック・カーディフ、音楽は作曲がリチャード・アディンセル、演奏指揮が「モンバサ」のミューア・マシーソン。主演はオリヴィエと「バス停留所」のマリリン・モンロー。「思春期の感情」のジェレミー・スペンサー、「潮風のいたづら」のリチャード・ワッティス。

1957年製作/アメリカ
原題または英題:The Prince and the Showgirl
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1957年10月5日

ストーリー

新国王ジョージ5世の戴冠式が行なわれる1911年のロンドン。集まった各国皇室の中にはカルパチャ国の摂政チャールズ太公(ローレンス・オリヴィエ)、その公子で少年国王のニコラスや皇太后の姿も見られた。入京第1夜に太公はオペレッタをご覧になり終演後、一座の者を拝謁した。ところがその時、若いアメリカの踊り子エルシー(マリリン・モンロー)は思わず太公の前で粗相をしでかした。が、太公はかえって彼女に目をとめられ晩餐に招待した。大使館に参上したエルシーは、その厳しさにおじけづくが、そこへニコラス国王が入って来、太公と政治処置について衝突した。それを見たエルシーは太公に政治的偏狭さを感じた。ウォッカの酔も手伝って彼女は太公に大見得を切った。そこへ皇太后が入って来られたが、そのうち2人だけの世界になった。太公は甘い愛の言葉を囁いた。エルシーは満足げに眠りにおちた。ところが戴冠式の当日、太公はすっかり気短かになっていた。エルシーから手を引きたいとさえ考えるようになった。有頂天になって眠ったエルシーは目を覚ましたが、太公の気変わりを聞いてすっかり悄気かえってしまった。が、そこへ皇太后が現れ本日の戴冠式の付添役を勤めて欲しいと告げた。かくてエルシーは世紀の戴冠式に列する栄を担った。しかも彼女の務めはそれだけでは済まず、図らずもニコラス王が予定より早く親政を執るという陰謀に加担させられ要とした。だがエルシーは太公に会い、愛と政治に関する公のやり方を批判し、父子の間を睦まじい関係にもどして陰謀を防ぐことに成功した。翌朝、太公は愛するエルシーを伴って帰国しようと準備にかかった。が、太公の立場を考えたエルシーは一座と契約が残っている旨を太公に告げ、ひそかに去った。

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映画レビュー

5.0Au revoir♥ 胸が豊満な女性は? そう言った偏見を持つなかれ。

2024年7月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0MMプロダクション第一作

2024年2月24日
PCから投稿

ワイルダー先生の七年目で大いに認められたMM先輩が自らのプロダクションを設立して、あのオリビエ先輩に呼ばれたのではなく呼び出して撮った一作です。

王族と庶民のラブロマンスという王道若しくはありきたりの題材ですがオリビエ先輩の存在が格調高い印象を与えます。MM先輩も天下のシェイクスピア俳優とがっぷり四つに組んで頼もしい限りですね。

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越後屋

4.0食事のあとは ソファに足をのせなさい

2021年3月21日
Androidアプリから投稿

元が英国の舞台劇らしく
大公(オリビエ)のハンガリー訛りらしい巻き舌の英語、女優(モンロー)のアメリカ英語(業界語?)、外交官(ワティス)の正統的な英語等々も見処(聴処)みたいだった

シェークスピア劇の第一人者に 癖のある英語を喋らせてみる、というアイディア
独語の方が 英語より強そう… なんて言っている
(背景はバルカン戦争前夜)

ジャック・カーディフが腕を振るったのか
振るいがいがあったのか
モンローのアップ等、神がかり的に美しい

プロトコルを実践しながら
助平大公の要求に悩む(本当は極東担当の)
外交官ノースブルック(リチャード・ワティス)が意外と面白かった

皆頑張っているのに ラストの惜別の場面では 二人の間にあんまりその感情は感じられない
二俳優の相性の問題か
両雄並び立たず… みたいな感じか
この辺は映画「マリリン7日間の恋」を観ても面白い

マリリンが一人で踊るダンスが可愛かったのと
ジャック・カーディフの魔法も観れたので☆☆☆☆

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jarinkochie

3.0マリリンがひたすら可愛い

2020年11月22日
PCから投稿

映画量産時代の作品、という感じ。
(基本すべてスタジオ撮影で済む)

しかしマリリンが可愛い。
ひたすら可愛い。

それを見せるための映画、なんだろうなぁ。

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UNEmi