雨のロスアンゼルス

劇場公開日:

解説

ロスアンゼルスの街を舞台に、5歳になる子持ちの女性と自動車修理工場に勤める青年との2日間の恋を描くラブ・ストーリー。製作はフォアド・セイド、監督・脚本はフロイド・マトラックス、撮影はウィリアム・A・フレイカー、編集はダンフォード・B・グリーンが担当。出演はポール・ル・マット、ダイアン・ハル、ティム・マッキンタイアー、ノーブル・ウィリンガム、マーティン・バートレットなど。なお、本篇中に流れる主な挿入曲名は以下の通り。「僕の歌は君の歌」「ホンキー・キャット」「ベニーとジェット」「可愛い踊り子」(エルトン・ジョン)「第一印象」(レイクとパルマー)「はかない想い」(テンプテーション)「ロコモーション」(リトゥル・エヴァ)「ビギン・ザ・ビギン」(アーティ・ショウ)「スマイリング・フェイセズ」(アンディプッテド・トゥルース)「ホワット・ダズ・イット・テイク」(ウォーカーとオール・スターズ)など。

1975年製作/アメリカ
原題または英題:Aloha, Bobby and Rose
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1976年9月4日

ストーリー

自動車修理工場で働くボビー(ポール・ル・マット)は、修理した車を届けたことがキッカケで、ローズ(ダイアン・ハル)と知り合った。彼女は5歳になる息子と母親と3人で暮らしていた。一目でローズに惹かれたボビーはデートを申し込み、ドライブを楽しむ。やがて2人は互いに愛し始め、ボビーは「ハワイへ行こう」などと冗談半分でローズを誘った。だが、その夜、ボビーは買物をしようとある店へ入った時に、冗談半分で強盗の真似事をしたのだが、本気にした店主がライフルを発砲し、店員が倒れた。意外な展開に驚いたボビーとローズはその場から必死に逃げ出した。その夜、2人はロングビーチで過ごさねばならなかった。夜が明け、ローズは息子のことが気になったが帰るわけにはいかなかった。その日はモーテルに一泊して、翌日、ローズの家に人目を避けて戻る。ローズはボビーに自首をすすめた。しかしボビーはアメリカを離れてローズと新しい生活を始めることを考えていた。2人は警察に発見され、息子と車を残して再び逃げ出した。そして、ボビーはモーテルに戻って、伯父のチャーリー(ノーブル・ウィリンガム)から金と車を借り、その間にローズは息子を連れ出すことに。だが、何度家に電話しても息子は出ない。思い余ったローズは警察に電話して、ボビーの居場所まで白状してしまう。その後ローズは自分の犯した行動に後悔し、モーテルへ走る。その頃、ボビーは警察に囲まれているのを知らずに、迎えに来たチャーリーの車に一歩近づいた。その瞬間、ボビーが拳銃を持っていると警戒していた警察の拳銃が火を吐き、ボビーは倒れた。(ヘラルド映画配給1時間29分)

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