死霊のはらわたのレビュー・感想・評価
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しっかりと恐怖演出された「リハビリ・スプラッター映画」
この監督、ウルグアイのフェデ・アルバレスが31才位の時に作ってYouTubeにアップした自主制作短編映画『アタッケ・デ・パニコ』(英題:『パニック・アタック』)を観たサム・ライミが、自身の監督・脚本・製作の1981年のホラー映画『死霊のはらわた』をリメイクする監督に抜擢して長編映画デビューを果たす。
ここに新たな「死霊のはらわた」が蘇る!
公開当時の思い出です。
「死霊のはらわた」オリジナルは大好きな作品で、サム・ライミ監督が関連する今回のリメイク。見たい気持ちはヤマヤマだったのですが、万年の金欠、そして忙しい毎日で、ブルーレイが出たら見ようと思って諦めてました。
ところが、ダービーで三連複的中!思わぬ収入と時間が確保できて、映画館での鑑賞となりました。奇しくも優勝馬は"キズナ"!やっぱりこの作品とは運命的なものがあるのかと勝手に興奮しちゃった次第です。
そして、十分に楽しませてもらった想いがあります。
でも、記憶って曖昧なもので・・・今回見直して、ちょっとビックリでした。
もぅ~~~、ドッキリ場面の連続、グロいシーンも満載でした。
オマケに、冒頭では前日譚(プロローグ)があったりして、無理な展開と思えるところもチラホラでしたが、しっかりとした理由付けがされていたような。
でもそれってどうなんだろう?
オリジナルの良さは、とにかく面白い作品を作ろうっていう熱意みたいなものが感じられたんです。B級の魅力って言うんでしょうか。とにかく低予算であるがゆえに創意工夫がいっぱいで、新しい試みで楽しませてもらえました。
そのためにはストーリーに無茶が付き物で、何で?何で?っていうところが満載でした。
でも、そのはっきりとしないところが勝手に考える恐怖につながっていたような気もします。やっぱり、ホラーは、ハッキリさせない方が面白いのかな。
こんな違いもあって、同タイトルではありますが、本作品はオリジナルとは、全くの別物かな。
笑えるホラーって感じじゃなかったです。全体的に重いし、アクション満載で、ド派手な映像の数々。グロさも半端なかったからね、ホラー大好きオヤジは大満足でした。
今回Blu-rayの鑑賞にあたって特典映像も見たんですが、主役の女優さんがメチャ可愛くて、頑張ってる姿に惚れ惚れしちゃいました。
余談です。
「死霊のはらわた」のリメイクということですが、確か「死霊のはらわた2」が、これに該当するんじゃないかな。
低予算で製作した「死霊のはらわた」が大ヒットしたので、予算を増やして作り直したのが「死霊のはらわた2」だったと思うんだけど・・・(ある意味リメイクでは)
ちなみに「死霊のはらわた3」は、主役のブルース・キャンベルは変わってないけど、趣が全く異なる作品で、2種類のエンディングがあったんじゃないかな。
本作品で、最後に女優さんがチェーンソーを持つのは、「死霊のはらわた3」へのオマージュかな。
死ぬまで殺し続けろ!
原題
Evil Dead
感想
1981年、サム•ライミ伝説のスプラッター「死霊のはらわた」壮絶なるリメイク誕生
この世の何よりも、おぞましくショッキングでグロテスクなやつが目覚めた時、再び日本中が恐怖に染まる。
RISEが観たくて再度観ました、グロくて痛々しいシーンたくさんアリですね。
エリックの注射針は痛々しいです…他にもナイフ舐めたり、腕を切断したり、車体に挟まった手を引き抜いたり、ネイルガンだったり…。
血みどろになった俳優さんたちお疲れ様でした笑
ドント•ブリーズのロッキー役の女優がミア役だったのはびっくりしました!
ラストの血の雨、チェーンソーはアガリますね!
エンドロール後にはアッシュがイカすねって笑
※ナチュロン•デモント
見てる側は楽しく見れるまさにお手本のようなホラー
いやあ~期待を裏切りませんでした!
タイトルだけはかなりの人が知ってそうな本作。パッケージなどからも想像される通り悪霊との戦いがメインのお話となっております。もうね、ホラーなんだからシンプルに怖くてビビれて楽しめれば良いんです!!本作はそれらを満たしております。是非とも週末に友達と集まって観たいような作品です。
グロはとことんグロでしかも痛そうなグロ。でも意外と不快度はそこまでで、その辺は友達と『痛そ~w』と楽しめそうなこっちはなんだか平和に見れるようなバランスで不思議でした。特にホラーではしょうがないんですが陰々滅々とした空気にも意外とならなくて、なんだか怨霊とのバトルみたいな空気が終始漂っています。
でもこれがワイワイ観れるホラーとしての最適解かなあという感じで、とにかく当たりのホラーでした。是非週末にワイワイ・・・ってそんな友達居ないんですがね。
1981年。サム・ライミ監督の同名作品のリメイク
2013年。
サム・ライミ監督作品を一から作り直した・・・とのことですが、
ほぼ根幹は同じです。
若い男女5人が集まった目的は、薬物依存症のミアを依存症から立ち直させる目的。
ここは前作の《怖いことやろう!!》とは違いますね。
ミアと兄のデビッドと友達の3人の5人が山小屋に訪れます。
オリジナルと同じく地下室に降りていくと、「悪魔の書」をエリックが見つけて、
おまじないの言葉を声を出して読み上げてしまう。
《準備OK!!悪霊(死霊)は解き放たれました!!》
まず最初はミアに憑依して悪さの限りを始め、鎮痛剤で眠らせようとした看護師のオリビアが、一番に犠牲になる。
ミアを地下に閉じ込めるデビッドとエリック。
オリジナルがグロくて、生理的に追い詰められたけれど、このリメイクは私が馴れたのか、
洗練された感じさえ受けました。
グログロだった「はらわた」そのものが出て来ない!!
死霊もシツコさが減ってました。
ただし、デビッドの恋人ナタリーの左腕に住み着いて勝手に動く死霊にキレたナタリーは、
自分の左腕を電動ノコギリで切断。
このシーンは目を覆いました(とても正視出来ませんよ)
それとクギを打ち付ける工具から、クギが顔面、胸と発射されるシーン。
これも怖かった!!
リメイクの監督はフェデラ・アルバレス。
「ドント・ブリーズ」で世界を驚かせ、「蜘蛛の巣を払う女」の監督・脚本で
確かな力量を証明しました。
怖いホラーにも免疫は出来るものらしく、少し慣れた気がします。
アルバレス監督の新作が待たれますね。
リブート版「死霊のはらわた」
この当時観てたはずなんだけど、スッカリ内容忘れてたので再鑑賞(笑)。
「死霊のはらわた」のリブート版です。
私の大好きな?「死霊のはらわた」とは大分趣が違いますが、人里離れた森の中のコテージでの惨劇や流れは“お約束”通りで面白かったです!
「死霊のはらわた」で初めて使われた技法(シェイキーカム)も当然の如く恐怖を煽ります!
ただ、ブルース・キャンベルの「死霊のはらわた」程のインパクトは…残念ながら無いかな。
でも、初めて観る人にはどんな風に映っているのか気になる所ではあります。
って言うか、シャイロ・フェルナンデス出てたんだ的な(笑)。
結構怖かったので家族の助けを借りて見ました
本家見てから鑑賞。本家と比べると主人公に華が無い。ココリコの田中みたいな3枚目じゃないと感情移入しにくい。プレイボーイが過ぎちゃったね。
映像は流石にパワーアップでそこは満足。所々本家へのリスペクトと他作品の要素が散りばめられてました。
ゲームのサイレン?でしたっけ、の要素があった様な…監督が好きだったのでしょうか?
カメラワークはサムライミ監督の独特なカメラワークをリスペクトし意識して越えようとより大胆なものになっていました。
ホラー映画はあまり好きではなく、私見としてはホラーは頭打ちな分野だと思っています。何故なら怖さが増せば増すほどそれで心臓発作を起こして死ぬ人がいつかは出てきて、政治的正しさに殺される分野だと思っているからです(笑)
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自宅にて鑑賞。原題"Evil Dead"。同タイトルではあるが、前作('81)のリメイクと云うよりリブート作。ゴア描写が充実したひたすら痛い一作で、その描写からウクライナでは上映禁止の憂き目に遭っている。原点回帰と云う監督の拘りからCGは、効果を出す機器と役者を吊るワイヤーを消す作業以外殆ど使われなかったらしい。このテのに多いメタルやラップに頼らないゴシックチックなR.バニョスの音楽も好感が持てる。ただ前作のおどろおどろしい雰囲気や不気味さ、全篇に漲るテンション等を期待すると裏切られる。50/100点。
・ クンダ アストラダ モントセ カンダ
・序盤、現代が舞台に切り替わる箇所、天地が逆になったカットから森中を車が走る鳥瞰のシーンが佳かった。何故か本篇では使われなかったシーンが事前に公開されていたトレーラーに数カット見受けられる。“デビッド"David"”、“エリック"Eric"”、“ミア"Mia"”、“オリビア"Olivia"”、“ナタリー"Natalie"”とキャストの頭文字を繋ぐと"DEMON"となり、この内“デビッド”・“ミア”兄妹のファミリーネームは“アレン”と云う遊び心の設定がなされている。
・前作('81)主役の“アシュリー"アッシュ"J.ウイリアムス”のB.キャンベルが(共同)製作と共にエンドロール(本篇では設定としても登場しなかったが、クレジットロールの間、前作テープの声でカメオ出演していたB.ドリアンが同じく声のみの出演をしている)後にカメオ出演しているが、そのシーンは内輪受け以外、意味不明。亦“ミア”のJ.レヴィ登場シーンでは、ミシガン州のスエットシャツに腰掛ける色褪せた車が'73年型デルタ88と前作を知る者はニヤリッとさせられる。
・鑑賞日:2014年6月29日(日)
手加減度外視!これぞ激ヤバ!!地獄のハイパーマッドムービー!!!
ヤバいですね…。
天元突破などころか大気圏外クラス。よくスタッフはブレーキ掛けるの我慢したなと感心ですよ(むしろ)。
物語もアメリカホラーの「お色気」「ティーン」な感じはなくて、社会人を迎えてしばらくたってそうな20過ぎ。これが思わぬドラマチックを招くのですから侮れない。
ただ真面目な話なので、笑いはあんまり少ないです。ひたすら受難に遭遇していくキャラクターが可哀想だし、正直賛否両論なのは非常に大いに納得でした。
続編やるとか聞いてましたが、本当にこれやるのかな?あんな地獄の阿鼻叫喚から果たして話は広げられる?
あれ?! オリジナル版と間違えた。
色んな道具が出てくるたびに、ああこれであんなことやこんなことされるのか、と考えてしまう。
オリジナル版とは色々と変えてきているそうだが、キチンと面白くなっていた。
次は間違えずにオリジナルを観ないと。
ドラッグのオーバードーズで死にかけた妹を更生させるべく兄と友人達が...
ドラッグのオーバードーズで死にかけた妹を更生させるべく兄と友人達がこもった山小屋で恐ろしい目に遭う、掻い摘んで言えばそれだけの話ですが、ヤク中の禁断症状なのか憑依現象なのかがパッと見では判らないところから静かに始まる惨劇から超絶にグロテスクな描写の乱れ打ちは私のような尖端恐怖症の人間には拷問のような90分。とはいえ、さりげなく抑制は効いてるのでとんでもない量の流血、人体損壊、吐瀉物、排泄物に塗れているのに爽やかさまで感じました。
YouTubeで公開されるやいなやそのハイセンスなCG映像が世界中で注目されて、いきなりこのリメイクに抜擢されたウルグアイの新鋭フェデ・アルバレスが敢えて得意技を封印してCGが殆どない特殊効果で勝負かけてきたのは意外でしたが、今後の活躍が期待される堂々たる力作。オリジナルを知っている人はエンドクレジット後のおまけにニヤリとすることでしょう。
やりきった感あり
リメイクなんて、と避けていたけどイヤイヤよーく出来てる。
腕を犠牲にしちゃうのはアッシュへのオマージュかな。
ファンとしてはTVシリーズも楽しめるし、元祖初期作品あってこそ。
この監督の演出もとても良い。ドントブリーズも超面白かったし。
今後にも期待。
チェーンソー出てくると気分が高揚します。
あの個性は消えたが秀逸
どうしても劇場で観賞したく、2013年当時17歳だった私は、R-18+指定を何とかくぐり抜けて観に行ったものだ。
そこまでして観賞したのだが、いまだにあの怖さを覚えている。2013年は、SFやホラー等の作品が多く、近年で最も多く劇場に足を運んだものだが、その中でも本作の強烈な恐怖と、激痛シーンは最もインパクトが強い。
オリジナル版と比較すると、技術の進歩もあるが綺麗な映像で甦っている。画質の話ではなく、全体的に綺麗なリメイクの仕方だったと感じる。オリジナル版の訳の分からないカラフルな液体(死霊の体液なのか、血なのか…)などが好きだったが、リメイク版ではその様な思わず笑ってしまう恐怖演出はなく、割と王道ホラーの要素や展開が目立つ。
できればあの個性的な作品をそのままリメイクして欲しい気持ちだったが、完成度は秀逸であり、時代に合わせて本作も新しく甦ったと考えれば文句は無い。本作は大ヒットを記録し、テレビドラマも製作されたということもあるため、是非ともシリーズ3部作全てリメイクして欲しい。
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